MBさんの文章を勝手に解釈。本当の優しさとは距離を置くことである
昨日からMBさんにハマっています。
僕はテレビを見ていないのでわからないのですが、テレビにも出演している方なのでしょうか。初めて意識してMBさんを見たのは、実は昨日だったんです。ユーチューブで見ました。ホリエモンチャンネルに出演していて、その時はフォーエバー21が破綻した理由を話していたんですけど、その話が手にとるようにわかりやすくて、しかも続きがどんどん気になるほどに面白くて。
ホリエモンチャンネルなので当然、堀江貴文さんとのトークもあるのですが、堀江さんとのトークって結構人を選ぶと思うんですよ。堀江さんについていける人でないと、ただただ時間が過ぎるのを待つだけのゲストやコメンテーターになってしまう。けれどMBさんは、堀江さんに潰されることなく、対等に淡々とアパレル業界のことを話されていて、番組全体がイキイキしているように見えたんです。そこで「この人はすごい、もっとこの人のことを知りたい」と思って、検索して、文章を読んで、動画を見て。そんな事をしていた昨日でした。
で、その中で「本当の優しさとは何か」ってことを語っている記事があったので紹介します。この文のビジネスについて書かれている文章でして、その中でMBさんは、「お客様の意見は無視するべきである」と述べています。
その理由としては、「顧客の意見ではなく、経営は数字で判断するものだから」であると。で、顧客の意見を取り入れることは優しさで、耳をかさないことが優しさがないように思われがちであるけれど、それは違うよと。顧客の意見は決して多数の意見なわけではなく、それを取り入れたところで経営が良くなるわけではない。数字という客観的な視点で経営判断をして、より多くの顧客にこ幸福を届けられるようにすること。それこそが本当の優しさであろう。というのが、この記事の主旨になります。
この記事を僕なりに解釈すると、やはり優しさというのは距離を置くことなんです。
というのも、顧客に寄り添って、顧客の声にその都度耳を傾けていたのでは、数字に基づいた経営判断ができなくなるからです。顧客を大切にすることは大事なのかもしれませんが、だからといって顧客の意見に囚われてしまっては、いい判断ができません。
距離が近すぎると、囚われてしまいやすくなるんです。顔なじみになって、親しくなって、プライベートなんかにも交差させる会話もするようになると、相手も踏み込んだ要求をするようになりますし、こちらとしても「そんな要求に答えなきゃ」という義務感が出てきてしまうんです。
「せっかく仲良くなったんだから、断ったら悪いかな」「嫌われたら嫌だし」とか。でもこんな態度って、結局はその人の為にもならないし、全体のためにもならない。
一人の顧客を優先させることは、短絡的にはその顧客にとってもいいのかもしれませんが、間違った認識をその顧客にも植え付けることになります。その顧客は優先させることになれて、自分のことだけを考える自己中な考えを成功例として身につけるでしょう。
経営全体としても、ごくごく一部の意見を全体に反映しなければならなくなります。一部の意見が全体の意見と同じだったり、一部の意見を全体に反映した結果、いい方向に行くのなら構わないのでしょうが、その判断が危うくなるのです。
木を見て森を見ずとも言いますが、僕たちは生活の中で、具体に囚われがちです。具体的というのはわかりやすくハッキリとしているので、囚えて話さないのです。 易きに流れるのが人間です。わかりやすい説明とわかりにくい説明があれば、わかりやすい説明を取り入れます。少なくとも、わかりやすい説明から理解しょうとするでしょう。
それと同じで、全体の意見というのは抽象的で分かりづらいのですが、個人の意見はわかりやすいのです。この具体に囚われるのを防ぐ為の方法が、MBさんとしては数字に基づいた経営なのです。「数字に基づいた経営」なんていうと、人間味がなくてなんだか冷たい感じがしますが、これは距離を置くための方法だと思います。
顧客と親しくなって個人の意見に囚われてしまうのを防ぐために、距離を置いての数字による経営判断なのです。
優しさというのは、人間が社会の中で生きるのに大切ではあるのですが、「優しさ」というとどうしても近距離の対応を僕たちは想像しがちです。「あの人のために尽くす」とか「あの人のために身を粉にする」とか「あの人の事だけを考える」とか。そんな、相手を具体化して見ることを優しさだと思いがちです。
が、それが本当の優しさではないのではないか、ということです。MBさんの経営についての文章からもわかるとおり、本当の優しさとは距離を置くことだと思うのです。
しっかしこのMBさん。ユーチューブチャンネルも持っていてたくさん動画がアップされているのですが、どれも面白いしわかりやすい。見ていて飽きない面白さ、わかった気にさせるわかりやすさ。知性や哲学性を感じさせる説明と、没頭を感じさせる熱の入り具合。うらやましい限りです。
昨日から知った方ですけど、今僕は新たな敵を前にした悟空の気分です。「まだまだスゲエ奴はいっぱいいっぞ!」です。
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ようやくできました。「妄想スナイパー理論」です。タイトルは「インパクトがある方が人目につくかな」と思って、こんなタイトルにしていますが、中身は「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」になります。
思いやりってけっこう、掴みどころのないものだと思うんですよ。昔から「思いやりを持ちなさい」とか「思いやりが大事です」なんて周りから言われることは多いと思いますが、「それって何なの?」と聞かれた場合や、「それってどういうこと?」と深く知ろうとした場合、それと「どうやって持つことができるの?」となった場合に、うまく答えられないと思うんです。
そこで、一つの具体案として、「スナイパーのようなものだと」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりっていうのは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりっていうのは、似ています。
スナイパーと思いやりはどうして似ているのか。スナイパーと思いやりの間の共通点とは何なのか。スナイパーと思いやが似ているのだとしたら、思いやりを育むにはどうすればいいのか。そんなことを、この小冊子には載せてみました。35,222文字です。目次はこちらで公開しています。
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