子どもの非行を防ぐために何に目を向けるべきか
子どもの非行を防ぐために目を向けなければならないもの、それは抽象的なものである。モヤモヤとしていて、分かりづらいもの。ハッキリしていて分かりやすいものである具体的なものよりも、抽象的なものに目を向けるべきである。
たとえば「好きな色はなんですか?」と聞かれたことはあるだろうか。初めて行く場所、初めて加わるコミュニティ、初めて会う人たち、そんなところに行くと、自己紹介を話したり書いたりする時があるだろう。「好きな色はなんですか?」と聞かれたり、好きな色を書かねばならない時など、あなたは何と答えるだろうか?
そんな時は「赤」とか「青」とか、好きな色を1つ決めて話さなくてはならないものの、実は「好きな色なんてない」「好きな色なんて決まっていない」「特にどの色が好きというものはない」というのが本音ではないだろうか。
確かにどれか1つ、自分の好きな色というのを決めていて、初めて行く場所なんかで自己紹介が必要な時にあらかじめ決めていた好きな色をパッと出せればスマートだし、相手も自分をわかった気になってくれる。けれど、簡単に好きな色なんてないのが本当のところだろう。
他にも好きな食べ物でもいい。「好きな食べ物は何ですか?」と聞かれたとして、好きな食べ物を1つ答えなければならないとして、どのくらいの人が迷いなく「コレ!」というのを答えられるだろう。もしかしたらあらかじめ言うべき食べ物を決めている人もいるかもしれないが、本音で言えば「特に決まっていない」「なんでもよく食べる」「比較的フルーツはよく食べる」など、1つに絞りきれないでもっとフワフワした感じで意識しているのが本音ではないだろうか。
私が言いたいのは正にここで、「モヤモヤした方が実は本音だよ」と言うことである。具体的なものというのは表面的なのである。具体的に1つに絞ろうとすると、物事の芯からずれてしまうのである。
本音、本当の気持ち、芯の部分、というのは、モヤモヤとしていて掴みづらいものである。そのモヤモヤを具体的にわかりやすく説明しようとすると、幾つも上げなければならなくなる。例えば私は、好きな食べ物は炭水化物だろうか。「好き」なのかどうかは分からないが、比較的良く食べたくなる方だ。その中でも、納豆をかけたご飯、卵をかけたごはん、のり餅、バターを塗ったパン、ニンニクの効いたチャーハン・・。このくらいかけば、本音に沿って書いていることになる。
本音を意識するとは、分かりづらいものにスポットを当てることである。
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