ミライの授業 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー
最近、書店の子ども向けコーナーにある本にはまっています。そのコーナーの中に中学生くらいの読者を想定して書かれている本が多く並んでいるコーナーがあります。若干読みやすく、だけど内容は根幹をついた本が多いと思いのですが、これはその中の一冊です。
目次は
1 世界を変える旅は「違和感」からはじまる
2 冒険には「地図」が必要だ
3 一行の「ルール」が世界を変える
4 すべての冒険には「影の主役」がいる
5 ミライは「逆風」の向こうにある
となっており、そのうちの「冒険には地図が必要だ」が勉強になり、私の励みにもなりました。
著者は「地図とは仮説」であり「冒険とは自分だけの仮説を証明する旅」であると言っています。このことが、起業にも通じると思い私の励みにもなったのです。
私で言うなら「起業」という冒険です。私は起業という冒険の向こうに、自身や家族の幸せ、そして子どもたちの素直な笑顔があると思い、この冒険に出発することにしたのです。
商品も考えました。「相談やセミナーやコミュニティ作りを通して、素直な子どもたちが作られる」という仮説です。集客に関しては、「コラムを書き続ければ、いずれお客さんの目に止まる日が来る」という仮説です。
これらの仮説に基づき、私は冒険を進めているのです。この仮説を証明する冒険が、私の起業ということになります。
さらに著者は、「地図に正確さは必要無い。おおよその全体像がわかればいい。」とも言っています。私の起業で言えば、起業の方向が子どもの非行です。それに対して「起業の道程がはっきりしている」ような正確さは必要なく、おおよその方向性がわかればいいのだと思います。
「地図とは仮説」であり「冒険とは自分だけの仮説を証明する旅」という著者の言葉に励まされました。起業という冒険に出ている人には励みになる一冊だと思います。
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