子どもを非行に走らせないため、勉強をする理由とは何か(その2)
子どもが非行に走ることと、その子どもの学力は、無関係ではありません。
もし、子どもから「なぜ勉強するのか」と聞かれたら、私は「未来を予測するため」と答えると思います。
私たちは未来に向かって生きており、科学技術の発展は将来のためです。投資も将来の社会を予想して行うものであり、もし未来のことが正確にわかれば、それ以上、投資において強いものはありません。過去の歴史を学ぶのも、これからよりよい社会を作るためです。人間の英知は、未来を予測するためのものだと思うのです。
そしてこの言葉は、子どもにもわかりやすいはずです。いくら正確に「勉強をする理由」を述べる言葉を選んでも、その言葉が難しくて子どもに理解できなかったら意味はありません。「未来を予測するため」は簡単な言葉なので、幼児でも理解できるはずです。
さらに、この言葉は「子どもが興味を持ちやすい」というメリットがあります。おそらく「未来を予測するため」と聞くと、子どもは「本当にそんなことができるのだろうか」と興味を持ってくれるはずです。「未来」という単語の明るさと、「予測」という言葉の謎めいた雰囲気が、子どもの興味をつかむと思うのです。
子どもの勉強のやる気スイッチを押すには、「なぜ勉強するのか」に対する答えが必要になります。机に向かって鉛筆を走らせるだけが子どもにとっての勉強だとは思いませんが、そういう勉強をしなければならないのもまた事実です。
子どもから何かしら質問を受けたとき、子どもの興味が冷めないうちに答えを返してやりたいものです。
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