子どもを非行に走らせないため、勉強をする理由とはなにか(その1)

2016.05.07 (土)

子どもが非行に走る理由は様々ありますが、その一つに低学力があります。学力が低い子どもが全員、非行に走るわけではありません。が、「学力が低いと子どもが非行に走る可能性が高まる」という意味です。

 

まず、自分の成績が悪いことに劣等感を持ち、「どうせ俺は・・」と考えてマイナス思考に落ち入ることが考えられます。次に、自身の成績が悪いことを理由にクラスメイトからいじめられることが考えられます。それから、学力が低い故の、人生における自身の判断ミスも考えられます。

 

それらが複雑に絡み合って、子どもは非行に至るのだと思います。学力を上げることは、非行を防ぐことと無関係ではないのです。

 

子どもの学力を上げるには、子ども自身の自発的な勉強が欠かせません。周りの人間から「勉強しなさい」と言われて、いやいや勉強をするのと、目標を立てて自分でせっせと勉強するのとでは、勉強の質に違いが出てくるはずです。

 

子どもを自発的に勉強するようにするには子どものやる気スイッチを押さなければなりませんが、私は子どもの頃、「なぜ勉強するのか」がわからず、なかなか勉強のやる気スイッチが入らなかった記憶があります。

 

当時は、私が納得して理解できるような「なぜ勉強するのか」に対する答えを、私自身が見つけられなかったのです。周りの大人たちからも、子どもだった私が納得できるような答えをもらうことはありませんでした。

 

もし子どもから「なぜ勉強するのか」と聞かれたら、私は「未来を予測するため」と答えます。

 

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