非行少年は、◯◯をしたい心理の表れ
非行少年というは、背伸びをしたい男性心理の表れです。
背伸びをしたい心理は、子どもに限ったことではありません。大人でも十分に理解できる心理です。本音の自分と、建前の自分を区別している大人にも共通するものです。
非行少年は、背伸びをしなければ人並みなのに、どうしても背伸びをしてしまうのです。性格は普通、家庭も人並み、勉強やスポーツはちょっとダメ。だけどワルでなければならないのです。
誰かに背伸びをした自分を見てもらわなければ、意味はありません。自分一人で背伸びをしていても、満足感は得られません。自分だけは、自分がそんなに悪者でないことがわかっているからです。「自分だってこんな悪いことができるんだ」と表現できる相手が必要なのです。
だから友人や後輩などの、誰かと一緒にいるときの方が、背伸びをしたい心理が強くなります。一人でいるときはそうでもないのに、数人あつまると背伸びをしたい心理が相乗されて増幅されます。数人集まると、我慢比べのようになってしまいます。「おれだって、あいつに負けないくらいワルなんだ」や「おれだってここのグループにいられるくらいのワルだ」など、背伸びのしあいのようになってしまうのです。
しかも、ここには「後に引けない」という心理も働きます。「周りからはワルだと思われているから、真面目な所は見せられない」「周りからは、俺がワルだということを期待されている」と感じてしまうらしいのです。一度背伸びをしてしまうと、実際はそうでもないのに、変に後ろに下がれないようなプレッシャーを感じてしまうようです。一度背伸びをした自分を周りに見せてしまうと、気を緩めて元に戻った自分を周りに見せることが怖くなるのです。
非行少年は、背伸びの結果、形成されるものです。無理に背伸びしない、ありのままを表現できるといいのですが。
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