子どもが非行に走るのを防ぐために、周りの大人がするべきこととは
子どもが非行に走るのを防ぐには、目標を持たせることです。
学校の卒業式に、特攻服を着て参加しようとした中学生と話して来ました。結局、卒業式に出ることは許されず、10万円弱の自慢の特攻服は仲間と近所のマックで見せ合うだけとなったようです。
彼らは目標を持った方がいいでしょう。自分たちのしていることが、いかにアホくさくて馬鹿げているかを知るべきです。「卒業式で特攻服を着るためにお小遣いを貯めよう」などという幼い目標ではなく、もっと長期的で意義のある目標です。
そのためには、もっと広い世界を見ることです。自分と同じ中学校を卒業した1つや2つ年上の「先輩」を通して見た社会ではありません。それでは所詮、地元などの足元を見て回ることしかできません。地元の先輩は、長期的な視野をにごす害でしかありません。
彼らの世代観はシビアで、1つ年上も「違う世代」と捉えます。おそらく、同年齢もしくは1つ年下の人間が大きな目標に向かって進んでいる姿がいいのではないかと思います。そんな姿と自分たちを比較すれば、自分たちの客観的な姿を感じるのではないかと思います。
彼らが自分たちで地元以外の世界、視野が開けた広い社会をのぞき見ることはできません。そこには周りの大人の協力が必要です。周りの大人が彼らに「ほら」と外の世界の断片を見せ与えるべきです。
できれば非行に走る前に、意識をもっと広い社会に持っていきたいものです。特攻服に興味を持つ前に、もっと大きな価値を見せてやりたいものです。
子どもが非行に走るのを防ぐには、周りの大人が彼らに目標を持たせることなのです。
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