非行を防ぎ、素直な子どもへ

いまだに車の存在が、非行を助長する一因です。

（１）漢字を刺繍した派手な特攻服を着て、（２）二人のりで、（３）派手に改造した、（４）バイクに乗って、（５）バットを片手に、（６）髪は金髪リーゼント、（７）集団で、（８）マフラー（消音装置）に穴を空けて爆音で・・。

というのは遠く過ぎ去った昭和の時代だと思っていませんか？まだまだです。

このうち、（１）と（５）と（６）以外は、いまだにいます。改造した爆音バイクに二人乗りで集団で走る若者は、いまだにいるのです。

原因は、やはり車やバイクに憧れをいだいてしまう男性観なのでしょう。車やバイクに憧れを持つ時期と社会に対する反発を持つ時期が重なるため、このような行為をしてしまうのだと思います。

グーグルがつくった自動運転車があります。その車は非常にマイルドで、「男性観を刺激する憧れの存在」ではもはやありません。グーグルは、クールな車が非行を助長する原因になることを知っていて、わざとこのような車を開発したのではないかと思うほどです。

遠い未来、車が完全に移動の手段となる時代が来ます。自分では運転せず、移動する部屋でしかないように、完全自動運転の車が当たり前の時代が来ます。

そんな時代が来たとき、車やバイクに憧れを抱く少年たちはいまだにいるのか。もしかしたら、車やバイクは非行を助長する一因ではなくなっているのではないかと少し期待します。