子どもが非行に走るのは自覚がないからである
「私は優しくしているのに、子どもの言動が荒っぽい」
「私はしっかりしているのに、子どもが家のお金を盗む」
「私はきちんとしているのに、子どもが万引きをしてしまった」
「私は思いやりを持って子育てしているのに、子どもが警察から補導されてしまった」
という考えや思い、あなたにないでしょうか。「自分はやることをやっているのに結果がついてこない」「自分は変な子育ての仕方をしていないのに、子どもが非行の兆しを見せ始めた」というものです。
そういうあなたは、自分に自覚がないだけなのかもしれません。自分が変な子育てをしていることが、わかっていないのです。無知の知とも言えるものです。わかっていない事が、わかっていないのです。ダメだと思っている事を無自覚にやっている可能性があります。
例えば、いつも悪口を言っている人に限って「悪口を言うなんて、人としてどうかしてるよ」と言っていたり。
例えば、家族が「すぐに怒るなって言ってるだろ!」と怒っていたり。
例えば、仕事で結果が出ない同僚が「君も勉強した方がいいんじゃない?」とアドバイスしていたり。
世の中には、自覚なしに矛盾した事をしている人、矛盾した事を言っている人が、以外と多いものです。いかに「知らない事を知らないか」です。
とりあえず「自分は知らないのではないか」「自分は間違っているのではないか」という意識を持ってみる事です。自分の子育てを改めて振り返って見ると、悪いところが見えてくるかもしれません。子どもが非行の兆しを見せるだけのことをやっているかもしれません。まずは自覚することです。
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