子どもの非行を防ぐために、絶対に無理をしていけないこととは

2019.11.11 (月)

「お金」について、どう思っているだろうか。「大事だけれど、そんなに大事ではない」なんて曖昧な印象を持っているだろうか。私は昔、祖父だったから祖母だったかに「命と健康の次に大事なもの」なんて言われ方をして教えられたけれど、今の時代にはどうなのだろう。「働き方の多様化」とは言われているし、私はそのことに賛成だが、必ず伴うのがリスクである。

 

 

働き方の多様化はまだまだチャレンジの段階であって、誰も彼もが気軽にできるものではない。政府からは「働き方の多様化」と言われているし、民間にも「働き方の多様化」を促しているし、実際に民間でも「働き方の多様化」を実践しようとする動きはある。けれど、まだまだ実験段階だろう。働くとは、お金を得ることである。実験段階のものを実際にしようとするとリスクが伴うので、働き方の多様化を実践しようとすることは、お金に関してリスクをとることになるのだろう。今の段階で働き方の多様化を実践するとは、お金に関するリスクをとることである。

 

 

あんまりお金に関してこだわるわけではない。「お金」「お金」と言うこと格好悪いことだと思うし、颯爽と格好良く生きていくにはお金にこだわらない方がいい。「お金」「お金」と言っていると、アルコール中毒者が「お酒」「お酒」と言っているのと同じ感じで、けっして健康的ではない。だから、自分自身はそんなにお金にこだわりは無い方がいいとは思っている。お金にこだわって生きるよりかは、お金にこだわらないで生きた方が、より「善」な人生なのではないか。

 

 

実際、「お金」とか「儲け」にコミットするようなセミナーにも参加して話を聞いてみたことがあるが、どうしても「お金」とか「儲け」に関しては好きになれない。「お金」とか「儲け」を口にした途端、人間というのは質が落ちるのではないかと思う。セミナーで、登壇している人が「お金を儲けることは悪いことではない」とか「金儲けを悪いと思うのはルサンチマンである」という類いの話を聞いて、納得したことは一度もない。そんな話を聞く度に、登壇している人に対して「無理をしているなあ」とか「本心じゃないんだろうなあ」とか「わかってないなあ」と思うものだ。お金はすべてじゃないし、儲けることは格好いいことではないと思う。

 

 

けれど、それと同時に、お金が生活の基盤であることも確かだ。お金とは生活費であって、それは家を下から支え土台のようなものだ。家の下にあって、家がグラグラ揺れたり、台風の風で倒れそうな時に、踏ん張って支えてくれるものだ。どういうことかというと、余裕とお金とは、結構近い関係にあるのだ。お金があると、余裕があるし。お金がなくなると余裕がなくなる。余裕があるとお金があるし、余裕がなくなるとお金がなくなる。

 

 

 

例えば今年、千葉県では台風でひどい目にあった家庭がたくさんあると思う。「〇〇年に一度の△△」という言われ方をよく聞くが、今回の台風も「50年に一度の台風」とか、そんな言われ方をしていたのを聞いた。屋根が飛び、自動車が流され、雨が浸水し、とてもとても日常の生活をそのまま送っていられる状況ではない家庭がたくさんあったはずだ。余裕がない家庭が増えたのである。

 

 

修復するのにお金はかかるし、家族が怪我すれば病院に通ったり入院しなければならないだろう。車が流されれば直して使わなければならないし、家が浸水すれば、修復が必要だろう。お金が必要なのだ。通常の生活を続けるには、いつあるかわからない災害を乗り越えて生活を続けるには、お金が必要なのだ。

 

 

お金がなくなるとどうなるのか、生活を切り詰めなければならないだろうし、そうすると、時間も少なくなるだろう。お金で買えるものが買えなくなるのだ。その分は面倒を被らなければならない。時間がかかることが増えるのだ。車で行っていた所を、車がなければ歩いていかなければならない。外食できたものが、作らなければならない。そんな生活の中で出てくるものは、目に見えている。そう、イライラだ。余裕がなくなると、イライラが出てくるのだ。

 

 

イライラは、犯罪や非行の原因になるものだ。犯罪や非行の現場には、ケンカやトラブルの現場と同じ匂いが立ち込めている。本質的に犯罪や非行も、ケンカやトラブルも、イライラから生まれるのだ。だから、イライラを作りやすい余裕のない生活とは、できれば避けたいものなのだ。余裕がないのにイライラしないのは、よっぽど人間ができていないとできない。余裕が無くてもイライラしないのは、よほどの人間性だろう。だから、お金は人生の全てではないが、それでも余裕のある生活のために、お金は必要なのだ。働き方の多様化の為にリスクをとるのはわかる。が、それはお金にある程度の余裕があってのことだろう。まあ、どこまでが「余裕がある状態」で、どこからが「余裕がない状態」なのか。それを見極めるのが大切なのかもしれない。

 

 

お金は人生の全てじゃないし、儲けは決して善ではない。それでも生活に余裕をつくるために、お金は必要なのだ。

 


 

 

イライラは良くないし、できればイライラしないで生活したい。感情的になりがちな性格をコントロールして、楽しく笑いながら生活するためのヒントを載せた本です。

 

電子書籍でも買えますし、紙の本(プリント・オン・デマンド)も選べます。

 

タイトルは、「人に優しくなれる発想法」。想定されると読者は、主に子ども相手にイライラしてしまうお父さんお母さんですが、仕事やプライベートでのイライラする人間関係が気になっている方にも読んで欲しい内容となっています。

 

「人に優しくなれる発想法」購入ページへ


 

「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

心よりお待ちしております。

[contact-form-7 id=”10255″ title=”セミナー申込みフォーム”]


 

30分の無料相談を承っています。子ども、非行、犯罪、警察対応、などのキーワードで気になりましたらご利用ください。基本はウェブ会議アプリを使ってのオンラインですが、電話や面談も対応できます。

 

モヤモヤ状態のあなたが、イキイキとする無料相談です。次の一歩を踏み出すために、お気軽にお問い合わせください。

 

下記お問い合わせフォームで「相談希望」である旨をお知らせ下さい。

[contact-form-7 id=”2700″ title=”お問い合わせ”]


 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 子どもの非行を防ぐために、絶対に無理をしていけないこととは

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP