子どもの非行は何を無駄にするのか
子どもの非行がもたらす無駄なものは、時間です。
万引きをして見つかって、店員さんに捕まって、警察を呼ばれて、被害届を出されて、となったら何回か警察署に呼ばれることになります。「2〜3回くらいならいいか」と思うかもしれませんが、その2〜3回が、わずらわしいのです。
初めのうちは「仕方ないかな」と思っても、2回目に警察に呼ばれる際には気が変わって「またいかなきゃならないんですか」と思う人がほとんどです。
長期的にも時間の無駄をもたらします。万引きなどの一時的なものではなく、何年にもまたがって非行に走る場合です。悪い仲間ができた場合、その仲間と疎遠になるまで非行は続きます。
例えば中学で悪い仲間ができて、20歳あたりの落ち着く歳になるまで、などです。仲間とバイクで走りに出かけたり、夜な夜な街に遊びに行ったりです。
時間は人それぞれに平等に与えられたものであり、有効に活用しなければなりません。これからの時代はさらに世界が小さくなるため、より競争が厳しくなることが予想されます。将来を見据えた長期的な成長も視野に入れたいところです。
時間は後戻りできないものです。子ども時代は社会に出るための準備期間であるとともに、親にとっては可愛い存在である期間です。その期間に、非行に走って、生意気になって、疎遠になったり、ひたすら無駄な時間を過ごしては、子育てのかいもなくなってしまいます。
子どもが非行に走って無駄になるのは、時間です。満足のいく人生を過ごすために、無駄にできない時間です。ぜひとも非行は避けたいところです。
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