マスク着用を促すポスターに起用すれば〜風の谷のナウシカ

2020.11.01 (日)

 

 

5階建てビルのように巨大なダンゴムシ。

 

 

なんのことかわかるだろうか。そう、王蟲(オウム)である。

 

 

今、マンガ「風の谷のナウシカ」を初めて読んでいるのだけれど、改めて「風の谷のナウシカ」に触れられる喜びを噛み締めている。

 

 

子供の頃の記憶で、大人になっても残っているもの。そういうものは大抵、その人の人生に少なからず影響を及ぼしているものだろう。

 

 

僕は子どもの頃にテレビで見た映画「風の谷のナウシカ」が、いつまでも頭に焼き付いている。古い異国の雰囲気の中、森から巨大なダンゴムシがワシャワシャワシャと出現。その大型ダンプカーのようなオウムを、少女ナウシカがなだめて森へ返す。武器を使わないで。「虫笛」という相手を傷つけない道具のみで。そんな冒頭で始まるあの映画は、間違いなくおもしろかった。

 

 

最近はジブリも昔ほどの影響力が無いという。ジブリを知らない若者が増えているというのだ。僕が子どもの頃はジブリの映画を見るのはマストだった。テレビを長時間見ることに剣呑を示す父母も、ジブリ映画だけは見させてくれた。ジブリだけは特別だった。

 

 

僕自身、ジブリ映画をほとんど見ない子どもを持っていながら言うのもなんだけど、ジブリを知らない子どもたちというのは、どこか「もったいない」気がする。もちろん、僕には映画の良し悪しはわからないし、アニメがどう人生に影響するのかとか、そんなことは語れない。

 

 

けれど、自分が子どもの頃に当たり前だったものが、今の子どもにとって当たり前でないということが、時代の流れを感じさせる。僕の子どもの頃に当たり前だったことを「当たり前だ」と感じない子どもを見ると頼もしくもあり、同時に寂しくもある。

 

 

「マスクも悪くないんじゃないか」

 

 

そんなことを今、マンガ「風の谷のナウシカ」を読んでいて思う。世の中はコロナ禍の真っ最中である。去年の冬に猛威を振るった新型コロナウィルスが夏のインターバルを経て、また勢いを取り戻しつつある。

 

 

日本では「鬼滅の刃」がブームになっていて、ヤフーを開くたびに「●●●●のコスプレに称賛の声」みたいな記事が載っている。いい加減、こんな「オレも列車に乗っておこう」的なノリの記事は、見ていて寒気がしてくる。コスプレをする芸能人が悪いのか、それともそれをあおるように記事にする記者が悪いのか。

 

 

で、日本では「コロナ禍でも映画館は人手で賑わってる」ような印象があるけれど、海外はまだまだのようだ。去年と同じくやはりヨーロッパが弱い。イギリスでも都市封鎖のようなことを再開している。

 

 

コロナ禍にともなって、社会に雫のように投下されたのがマスク問題である。

 

 

どうやら欧米でもマスクの効果が認められてきたようだけれど、マスクを僕たちはやっぱり受け入れて生活しなければならないのだろうか。

 

 

アメリカ大統領のトランプ氏はマスクをつけるのを嫌がっている。欧米人はマスクに対する嫌悪感がアジアよりも強い。以前、ネット記事で読んだけれど、欧米人のイメージでは、マスクをつけるのは悪役らしい。正義のスーパーヒーローは、目などの顔上部を隠して、口などの顔下部は出すものらしい。

 

 

欧米人のみならず、アジア人の僕たちでさえ、マスクをつけることに嫌悪感を感じる。マスクをつけないで口を露出させて通りを歩くのが当たり前。マスクをつけて口を隠して歩くことにどことない抵抗を感じるのだ。

 

 

マスクの改良は進んでいる。これから先も続くのだろう。よりウィルスを遮断し、よりつけ心地がよく、より見てくれもカッコいいマスクが現在進行系で出てきている。けれどそんなことよりも、やはりマスクへの抵抗はイメージだ。マスクをつけて歩くことに、どことなくディストピア感を抱いてしまう。

 

 

「マスクなんかつけなきゃならないのかぁ」

「マスクをつけなければ表に出られないのかぁ」

「もう口を露出させて通りに出ることはできないのかぁ」

 

と、なんだかマスクをつけることに荒廃した社会を乗っけて僕たちはイメージする。

 

 

けど少し待ってほしい。マスクはそんなに悪いものではない。少なくとも、今あらためてマンガ「風の谷のナウシカ」を読んでいる僕はマスクを悪者だと思わない。マスクをつけているナウシカを見て荒廃的なイメージを感じない。もちろん、「風の谷のナウシカ」のストーリー全体としては荒廃した世界の雰囲気をビンビン匂わせている。けれどマスクをつけているナウシカを見ると、「マスクが当たり前になってもいいんじゃないか」と思えてしまう。

 

 

これは有名人の影響力そのものだろう。

 

 

たとえば「環境に配慮した生活をしなければならない」「特にCO2排出量の大きい車を、エコな車に変えなければならない」というときに、芸能人にエコカーに乗ってもらう。そんな芸能人を露出させる。華やかなイベント事に、エコカーで来てもらう。そうすると大衆は、「エコカーもカッコいいじゃないか」と思える。

 

 

警察でも犯罪抑止のポスターによく芸能人や有名人を起用している。名もない人が「チカン、ダメ」というより、カッコいいあるいはかわいい有名人が「チカン、ダメ」と言った方が、影響力があるのだ。そのポスターを見る人間は共感しやすくなる。

 

 

「風の谷のナウシカ」を読んでいると、有名人が「チカン、ダメ」と言っているのと同じように、ナウスに「マスク、悪くないよ」と言われているように感じる。マスクをつけたナウシカが活躍しているシーンを見ると、それも悪くないんじゃないかと思える。

 

 

マスクに対する抵抗感が無くなってくる。「マスク? いいじゃないか。だってナウシカもしていたし」と思える。今の若い世代にジブリは浸透していないけれど、ナウシカを読む人が増えれば、マスクはもっと浸透するのではないか。

 

 

マスクを社会が受け入れる土壌をつくるには、ナウシカをポスターに起用すればいいだろう。そうすればコマーシャルで有名人が使っている商品を支持したくなるように、マスク着用の支持が増える……に違いない。

 

 


 

 

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