子どもの悩みを抱えているお母さんへ
子どものことで悩んでいたり、自分の人生で悩んでいたり、もしもあなたに悩みがあるのなら、哲学の本を読むことをお勧めします。哲学っていうのは、おそらく最上段からの悩みの解決方法なんです。だから、どんな悩みにも効きます。どんな悩みにも、解決への、悩み解消への近道を教えてくれるはずです。
哲学っていうのは、「そもそも」で考えていくんです。一番下の、根本の部分をどうすればいのか考えている分野です。そんなことを、何千年も考えている分野なんです。そもそも人生って何なのか。そもそも人間って何なのか。「そもそも」っていうのが大事なところだと思うんです。
例えば仲の良い友達と集まって、どこかで遊ぼうという約束をしたとします。そして、実際に集まったとします。最近は仕事が忙しくて、家事が忙しくて、友達どうしで集まることがなかった。で、久しぶりにライングループに「集まろう」って投稿してみたら、意外とみんなの反応が良かった。おそらくみんなが「最近、集まっていないな」とか「最近、仕事が忙しくて気が滅入っているから気分転換がしたいな」とか考えていたのだ。運良く場所も時間も、決めることができた。もちろん、全員に都合がいい場所と時間があったわけではなく、数人は来られない人もいたが、思ったよりも皆んな、無理に合わせることができた。
話がはずむ、会話がはずむ、心もはずむ。久しぶりにあった仲間たちだ。日常の不安や普段の悩みも忘れて、どこかで時間を少しだけ楽しみたい。どこで騒ごうか。居酒屋か、カラオケか、ダーツか。とりあえず居酒屋へ行こう。居酒屋へ行って飲もう。しばらくの間、何ヶ月かの間見ない間に、みんながどんな生活をしていたのか聞きたいし、自分も最近どうなのかっていうのを話したい。アルコールを入れて気分を良くして、喉の通りを良くして、それで話を聞きたいし、自分も話たい。
集まった池袋駅からいける居酒屋には何があるだろうか。アプリで居酒屋を決めることになる。何がいいか。どんなものを食べたいか。どんな雰囲気の店がいいか。アプリで調べる。スマホで調べる。食べログとか。「池袋 居酒屋」で検索とか。で、「ここがいいんじゃないか」っていう話が出て、みんなが「そこへ行こう」ってなって、「じゃあそこの店に出発!」ってなった。
その瞬間、「ちょっと待って」と、仲間の一人がいう。「本当にそこのお店でいいの?」「他にもっといい店はあるんじゃないの?」「それに、今日、この時間で飲み会していいの?」「もっといい日時があったんじゃないの?」「そもそも飲み会ってどうなの?」「それぞれが忙しいのに、無理に時間を作って会うって、本当にするべきことなの?」
と、こんな感じなのが哲学だと思うんです。「そもそも」を考える分野。みんなで「飲み会に行こう」「今日は騒ごう」「悩みを忘れて盛り上がろう」なんて言っている時に、「ちょっと待って、飲み会ってどうなの?」っていう水を差すような発言。「それを言っちゃあおしまいじゃない?」って言葉。その場の雰囲気を台無しにするような発言。そこにあるすべてのものをひっくり返すような考え。ちゃぶ台返しで、台の上にある、せっかく用意したご飯や、味噌汁や、漬物や、焼き魚や、煮物や、すべての食材を無駄にしてしまうような行為。それを哲学っていうものだと思うんです。
だから、「やるなら最初からやってくれよ」「言うなら初めに言ってくれよ」「考えるなら一番に考えていてくれよ」ってなると思うんです。だから、初めに考えておかなければならないんです。初めにここの部分を抑えておかねければならないです。で、ここの部分さえ抑えておけば、そのあとはすんなりいくんです。だって、土台っていうのが、一番面倒で悩みどころなので。一番土台の部分を「そもそも」で考えるのが哲学なので。「そんなの初めに考えておいてくれよ」っていうのを考えているのが哲学なんです。
だから悩みがあるのなら、まず抑えておかなければならない所なんです。根幹の部分、悩みにとらわれず、それ以上にもっと抽象的な部分から、「それを言ったらおしまいだよ」を繰り返す分野、それが哲学です。悩みがあるのなら、まず抑えておくべきです。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
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