かわいい女子高校生とイケメンの哲学者の一夏〜ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた

2019.05.16 (木)

 

ハマってしまいましたね。面白かったです。哲学史をざっと読んできて、これからどの哲学者に的を絞ろうかと思っているときに、この本を読んでニーチェにとりあえずハマってしまいました。ニーチェのイメージがおっさんではなく、若者になりました。これからツァラトゥストラも頑張って読んでみようと思います。

 

 

舞台が京都ってのもいいんでしょうね。京都っていうとブランドがあって風情のまる街並みがイメージできますけど、その街並みもニーチェのイメージになりました。哲学の道ってあるようですけど、京都って日本における哲学の街か何かなのでしょうか。

 

 

ニーチェの他にも現代哲学者が何人か出てきており、お得感があります。ニーチェだけだと面白くないとか紙面が埋まらないとか、そんな意味なのでしょうか。それとも、ニーチェと同じカテゴリーの哲学者を何人か出した方が読者メリットがある、ということなのでしょうか。

 

 

京都にも行ってみたくなりました。妄想が膨らみます。夏に京都に行って、蒸し暑い中歩きながら本を読むってのもいいかもしれません。

 

 

最後の方の、運命のトランプとシャッフルの話がよかったです。人生をトランプゲームに例えた言い方です。運命は決められないけれど、それでどのように勝負するかは自分で決められるし決めなければならない。トランプのゲームって、ある程度最初に決まっているところがありますよね。決まっているわけではないけれど、ウェートが高い。配られた瞬間に、どのくらい重要なカードが配られたかで決まっている部分があるんです。

 

 

ポーカーにしろ、初めにカードが配られます。その配られたカードが、ある程度その後の運命を決めることは否めません。だけど、そこからどうやって勝負するかを決めるのは自分なのです。どのように勝負するかは決められるし、そこは自分で決めなければなりません。

 

 

そこからが人生といってもいいかもしれない。配られたカードを見て、どのように勝負するか、どのように人生を生きるかを考えて実行していくのが人生なのでしょう。生まれ持った身分や特性やキャラクターは変えられません。そこを嘆いていてもしょうがない。その持って生まれた身分、特性、キャラクターを活かして、どんな風に人生を組み立てていくかが勝負です。あたかもトランプでゲームするときのように。

 

 

生まれ落ちた時点で、差はあります。公平という地点から見れば確かに差はあります。でもその差っていうのは差って言えるほどのものではないのかもしれません。というのも、差がないことはあり得ないからです。一人一人一ミリのズレもなく一直線上に並んだ時点からのスタートはあり得ないんです。

 

 

それぞれが、それぞれのポジションからのスタートになる。けれど、決してそれを嘆かないことです。「遅れている」とか「遠い」っていうのは、ある一定の方向から見た結果でしかありません。ちょっとズレてみて見れば、途端に個性になります。「遅れ」とか「遠さ」と考えていたものも、視点を変えれば「ズレ」でしかなくなります。そのズレをマイナスと捉えるか、プラスと捉えるか。この捉え方次第です。いかにプラスになるように持っていくか。

 

 

トランプのゲームでも、それぞれの持ちカードは別々です。内容がまるっきり同じなんてことはありません。で、トランプの持ちカードの特色を活かして、ゲームを勝負することになります。必ずしもエースがあったからといって勝負が有利に働くわけでもありませんし、3があったからといって勝負がふりに働くわけでもありません。

 

 

勝負はいかに視点を変えてみることができるかと、視点を変えて見ることが出来た行程をいかに実行できるか、でしょう。

 

 

ニーチェ、キルケゴール、ショーペンハウアー、サルトル、ハイデガー。それぞれに色々な見方があります。見ているものは一つで、人生をどう生きるかです。

 

 

自分の人生、考えましょう。どうやって生きたらいいのか。どうやって生きるのが「良い」のか。はたして「良く」生きるべきなのか。どうやって生きれば幸せなのか。「幸せ」とは何なのか。考えることはつきませんね。やるべきことはあり過ぎるので、時間はいくらあっても足りません。後ろを振り返っている暇なんてないし、将来を遠く見る余裕もありません。今を一生懸命でいるのでいっぱいいっぱいですよ。

 

 

ところで、この本のターゲットは男なのでしょうか、それとも女なのでしょうか。私が読んでも面白かったけれど、女の人が読んでも楽しめそうですね。


 

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