日本史を読むと世界史が気になる〜もういちど読む山川日本史

2019.09.23 (月)

 

日本史を読んで、逆に世界史に興味が湧いてしまいました。これも共通点がなせる技の一つなのだと思います。この本を読む少し前に、世界史の本も読んだんですが、その時よりも世界史に興味が湧いたのかもしれません。その時に思っていたのが、「この出来事は日本でいうといつの時代のことなのだろう」ということでした。興味を持って読もうとすると、どこかで自分と繋がる部分を欲してしまうんです。自分がいる世界との共通点を見つけようとしてしまう。だから、日本史とのつながりを気にしてしまうんです。中国史の章を読んでも、ヨーロッパ史の章を読んでも、アメリカ史の章を読んでも、インド史の章を読んでも。この出来事は日本史でいうと、いつの時代のものなのだろう、です。

 

 

日本史を読んでいると、世界に目を向けやすくなるのだと思います。日本人ですから、日本のことは気になります。世界の中での日本の位置を探ろうとします。ゆえに、「世界史としては、どのあたりのことなのだろう」「ヨーロッパでいうといつの時代のことなのだろう」というのを常に意識して読んでいました。

 

 

だから、外国との接点が出てきたときなんかが特に面白かったですし興奮しましたね。元が攻めてきたときとか、明治維新で世界との扉が開かれたときとか。そんな時に安心して読めました。

 

 

それと、随分と楽になりましたね。歴史を読んだり、調べ物をすることが。調べ物をすることのハードルが、私が学生だった頃と比べて随分と楽になったので、歴史物を読む際や勉強する際の面倒くささが極端に低くなったのだと思います。効率も上がるし、好奇心も満たされます。どういうことかというと、教科書や歴史物を読んでいて、きになる出来事や人物なんかを、ネットで簡単に調べられのです。例えば、日本史を読んでいて、古代中国との接点が出てきたときに、「中国にはどんな世界が広がっていたのだろう」という好奇心を簡単に満たすことができます。

 

 

日本史を読んでいて、「なるほど、この時代、中国では五胡十六国の時代か」と思ったときに、五胡十六国を細かく調べることが簡単にできます。これってすごいですよね。好奇心の広がりを、諦めることなく追求できますから。どこまでも好奇心の連鎖が広がります。

 

 

五胡十六国とはどんな時代だったのだろう。なるほど、複数の民族が対立していた時代なのか。では、それらの中にはどんな民族がいたのだろう。匈奴、鮮卑、てい、けつ、きょう、とはそれぞれどんな民族だったのだろう、とどんどん調べ物が広がりますよね。

 

 

私が学生だった頃にインターネットはまだ普及しておらず、これらを調べようにも方法が限られていたり、面倒だったり、調べても文字のみとか大したものが得られなかったりと、今よりも随分とハードルが高かったはずです。それなのに、絵だったり、文章だったり、色々と出てきますよね。絵と文書が出てくると、さらに好奇心が広がります。絵と文章、お互いが補完し合って、興味が大きくなります。文章でイメージがわかないところを絵が補って。絵では細かくわからないところを文章が補って。すると、好奇心が満たされしまって、さらに調べようとしてしまいます。満足に快感を覚えて、さらに満足を得よとするので、さらに好奇心の広がりを求めてしまうんです。

 

 

素晴らしい。が、これでは時間がいくらあっても足りない。どこかで無理にでもシャットダウンしなければならなくなります。そうやって「いつかまた調べてやろう」という常備薬みたいのなのができます。調べたものは、頭の中にストックとして残ります。これって、具体的に「これに役立つ!」とは言えないまでも、なんとなくどこかで目の前のものに繋がって、役立つはずなんです。このストックの多さが、人間性の深さになるのだと思います。決して「知識」としての多さではなく、それよりももっと抽象的で形のないストックです。知識というよりも、興味とか好奇心と言った方が的を射ていると思います。脳の中にストックを増やすのが容易になったのだと思います。

 

 

ハードルは下がったので、日本史を読むとか、世界史に目を通す、というきっかけががるだけで、世界は広がりやすくなりました。というわけで、興味や好奇心を広げるきっかけ作りに使える一冊です。

 


 

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