元警察官が教える、円滑な人間関係のコツとは
法律に頼ろうとしないことです。円滑な人間関係のためには、法的根拠を示そうとしてはいけません。法律に頼ろうとせず、自分の感情を相手に伝えることが重要です。
よく、相手に何かを要求する際に、法律で示すことを多用する人がいます。例えば「〜法という法律で決められているから〜してください。」「〜法第〜条に根拠がありますので、〜のようなことはしないでください。」などというものです。
確かに警察官などは、一般市民を相手に何かを要求したり説明したりする際に、法的根拠を使います。「道路交通法第〜条でそれは違反だと決まってますから」「これは軽犯罪法違反になります。」などです。
ですが警察官が法的根拠を示すのは、争いごとを治めたり、納得していない相手を無理に大人しくさせるためです。それは、敵対心のある相手に対して何かを要求したり、説明したりしなくてはならないからです。
人間関係で法的根拠を持ち出すことは、相手との仲が悪くてちょっとやそっとでは納得しないような相手に伝えるときです。さらには、話の中で法的根拠を持ち出すということは、それ自体が敵対心をあおる行為でもあるのです。
法的根拠を持ち出そうとすると「敵対している相手を治めようとしている」という雰囲気が相手にも伝わってしまい、相手も自分に対して構えてしまうのです。
円滑な人間関係のためには、会話の中で法的根拠を用いてはいけません。法的根拠に頼らないで、相手を説得したり、相手に伝えたりする術を磨くのです。うまく自分の思いを伝え、相手に行動してもらうには、法律云々の話ではないのです。
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