非行の兆しを見せた子どもとケンカして熱くなっているときに、冷静な自分を取り戻すには方法とは
落ち着くには、当事者どうしでは収まりません。冷静な、当事者でない第三者がいれば驚くほど早く冷静になれます。
昔、「子どもが暴れてしょうがない」というお宅にうかがった事があります。お子さんは高校生です。お父さんやお母さんと言い合いになると、よく手を上げてしまうということでした。
お母さんから話を聞くと、「切羽詰まっている」という感じをお母さんから受けました。子どもの事をとても悪く言うのです。「高校を卒業したら家から出て行ってもらう。」「息子が怖くて怖くてしょうがない。」
お母さんは気が高まってカッカカッカしている状態でした。通常よりも熱くなっている状態とはいえ、「息子が暴れるたびにこんな感じになる」という事なので、お母さんはカッカカッカして普通じゃない状態になってしまう事がよくあるとの事でした。
どうにかしてお母さんの気を落ち着かせようと思った時にうまくいったのが、「それ、息子さんの写真ですよね」でした。玄関にあった息子さんの小さい頃の写真を指示したところ、そのお母さんは「ふぅ〜っ」という具合に、気がおさまったようになりました。
玄関に子どもの写真を飾っている家庭はよくあります。かわいい子どもの写真を、一番目につくいい位置に置いてあるんだと思います。ですが、年月がたつと、その写真のパワーは身近な人には伝わらなくなるようです。
初めは写真からエネルギーをもらっていたのかもしれませんが、次第に得られるエネルギーが小さくなり、果ては写真の存在にすら気づかなくなるようです。
ですが、その写真のエネルギーは届かなくなっているだけで、消えているわけではありません。私は色々な家庭にお邪魔する機会がありますが、必ず目立つところに置いてある写真には存在感を感じます。
出かける際にエネルギーをもらおうとして飾ったであろう、玄関などにある写真は、何年たってもエネルギーが宿っています。初めて訪れる家庭で、私がそのような写真の存在感に気づくからです。いい笑顔で、いい構図で、いいカメラで撮った、いい思い出と一緒の、いい額に入れた、写真なので、存在感がないはずがありません。
おそらく家族にとっては、その写真のエネルギーが届かなくなって、いかに子どもが好きだったか、いかに子ども思いだつたか、気づかなくなっているのだと思います。なので、写真の存在感にもう一度気づき、また飾ってある写真からエネルギーをもらうには、第三者の存在・指摘が必要なのだと思います。
ケンカしている当事者どうしでない第三者に指摘してもらって、改めて子どものかわいさとか、子どもとの思い出を、思い出す事ができるのだと思います。そうして冷静になり、ようやくカッカカッカしている自分に気づく事ができるのだと思います。
落ち着いて冷静な自分を取り戻すには、第三者に来てもらうのが手っ取り早いのです。
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