お祭りで犯罪は起きやすいか1(群集心理について)
お祭りでは犯罪が起きやすいです。群集心理が働くからです。
群集心理は、集団心理とも言うそうです。イベント会場などにいったときに、気分が高揚する心理のことです。詳しくは、匿名性、被暗示性、感情性、力の実感などがあります。
匿名性は、無責任になってしまうことです。集団の中の一人になってしまいます。悪いことをしても、特定しづらくなってしまいますので、ついつい無責任な行動をしてしまいます。集団の中で個人は、悪い行動をとりやすくなります。
多人数がケンカになった場合、誰かを殴っても、誰が殴ったのか特定しづらくなります。外国の映像などで良く見る、集団で小売店を襲撃する様子。皆んなで小売店を襲っているので、一人一人を特定するのは難しいので、「自分も」と無責任な行動をしやすくなります。
被暗示性は、暗示にかかりやすくなり、まともな判断ができにくくなることです。その場の雰囲気で行動してしまいやすくなります。詐欺などの被害に遭いやすくなります。集団で演説を聞いた後、周りの人が商品を買い始めると、「自分も」と商品を買ってしまいます。周りの人に行動を合わせたがる心理もありますし、実際にその商品がよく見えてきたり、「今買わなきゃ」と思うようになります。
感情性は、感情的になるということです。普段の冷静なときよりも、怒りを覚えたり、悲しくなったり、喜びを感じたり、おかしくて笑ったりしてしまいます。感情に左右され、冷静でいられなくなり、正常な判断ができなくなります。
力の実感は、自分が強くなった気になることです。気分が高揚して、なんでもできる気になります。異性の前で、格好いいところを見せたくなります。後輩たちの前で、いい格好をしたくなります。
関連する投稿
- 犯罪を引き起こす要因、犯罪を減らす方法
- 犯罪をなくすためにできること。犯罪を3つに分類して対処する
- 金、地位、名誉をバカにする態度。「高踏的」を紹介する
- 非行グループから息子を離したいのですが、良い方法ありませんか?
- たとえば、子どもに無理にご飯をたべさせることの功罪
現在の記事: お祭りで犯罪は起きやすいか1(群集心理について)