子どもの非行を防ぐには、常に「偏見、先入観、思い込み」を恐れるべし
子どもの非行を防いで素直に成長させるには、周りの大人や親自身が「偏見や先入観や思い込み」を捨てて客観的に、フラットに世の中を見ることが必要なわけです。で、この「偏見や先入観や思い込み」って何? ってなります。これはフランシス・ベーコンによれば、4つあるわけです。偶像や幻影という意味の「イドラ」という言葉を使えば、種族のイドラ、洞窟のイドラ、市場のイドラ、劇場のイドラ、の4つです。
これらを排除すればフラットに世の中が見えるようになるんですが、どうすれば排除できるようになるんでしょうか。方法は2つなのではないかと思います。偏見や先入観や思い込みを排除するための道は2つあるわけです。内側に行く道と、外側に行く道の2つです。
内側に行く道っていうのは、人に流されないため、です。自分の芯を作るっていう意味です。主体性を持つとも言いますね。例えば、何かしら噂されると、すぐに自信がなくなってしまったり。世の中で話題になっていたり、流行っているものにすぐに流されてしまったり。そんなことでは、根も葉もないものに踊らされてしまって、素の状態で物事を見られなくなります。芸能人に対する出所のわからないニュースを真に受けて、その芸能人のことを悪く思ってしまったり、です。
それともう一つは、外側に行く道で、これは見聞を広げるっていう意味です。経験を積むとか、まあ「勉強しなさい」ってことなんです。自分から井の中の蛙であることを望む人はいないと思うんですけど、いつの間にか井の中の蛙になっていることってあると思うんです。
怖いのは想定外で、自分の意図に反していつの間にか井の中の蛙になっていることです。だから、絶えず見聞を広げる意識を持たないとダメなんでしょうね。「自分は不甲斐ない」、「自分はまだまだ」、なんて思うから、「もっと勉強しよう」とか「もっと見聞を広げよう」って思うんです。
自分の芯を作ることと、「自分は不甲斐ない」って思うこと。なんだか相反するものですよね。「どっちが大事」って一つを決めるんじゃなく、「どっちも大事」って両方どりすることがいいんでしょう。
はっきりと「どっちが」って決められるほど世の中は単純じゃないし、単純じゃない曖昧なものにこそ本質ってのがあるんだと思うんです。「単純にしよう」とか「簡単にしよう」ってのは人間の生まれつきの性質なんで仕方がないところもあるんですけど、人間は分かりやすいものにひかれる・とらわれるってことを認識しておくことが、「偏見や先入観や思い込み」を取り除く第一歩なのだと思います。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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