子どもの非行防止の決め手は、価値観を押し付けないこと
子どもの非行防止には、価値観を押し付けないことが大切です。
これっていうのいは、いろいろな言い方ができます。物事にはメリットとデメリットの両方がある事を知っている事。メリットがデメリットにいずれ変わる時があるし、逆にデメリットがいずれメリットに変わることもある。
世の中にはいろいろな価値観があって、自分の価値観が絶対だと思っている事が、一番やってはいけない事だってわかっている事。間違っているのは自分かもしれないって事がわかっているっ事が大切なんです。
挨拶に囚われている人って結構、いると思うんですよ。警察をやっていると、まともに「ごめんなさい」を言える大人って少ないって事がわかります。いいように使われているんですよ。いいように解釈されて使われているのが、「ごめんなさい」って言葉になります。
強要しているんですよね。みんな、何かあれば、すぐに「謝んねーのかよ」とか「謝れよ」など。相手に謝罪を求めるケースを多く見かけます。本末転倒だと思うんですよ。本来であれば、自発的なものが謝罪であるはずなのに、自分の正義を相手に押し付ける道具になっているんです。
自分の気が収まらないから。自分がムシャクシャしているから。自分にとって都合が悪いから。だから相手に自分の価値観、自分の正義、自分の判断を押し付ける。そのための手段が、謝罪を求めるってことのように思えます。
見ていると、自発的な謝罪ってほとんどない事がわかります。世の中で行われている謝罪のほとんどが、相手に強要されてのことなんです。だから、子どものうちから謝罪を教えるって結構、私は懐疑的なんです。
子どもの頃から「謝罪しなさい」とか「悪い事をしたら謝りなさい」って言われているものだから、なんだか「謝罪をさせる事」が途轍もない力を持っているかのように誤解されていると思うんです。「相手に謝らせれば勝ち」とか「相手に謝罪さえさせればいい」みたいな。そのくらい、相手に謝罪を強要させる場面って目につくんです。
謝罪って、子どものうちからしつけなければならない必須項目みたいな気がするんですけど、それって囚われている常識だと思うんです。昔からの惰性でやっているだけで、実際はそんなに必要ない、むしろ教えることが害悪になっているのが、謝罪だと思うんです。
謝罪を教えることは、相手に価値観を押し付ける事を教えているようなものだと思います。
大事なことは、本音に向き合えるかってことなんです。自分はどう思っているのか。建前上の謝罪は必要ないですね。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
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