落とし物は、警察でどの程度まで探してくれるのか

2017.07.15 (土)

「飲み会の帰りの電車の中、気づいたらカバンがなくなっていた。」

「財布の中に入れておいたはずのクレジットカードがなくなっている。」

「カバンの中から鍵がなくなってしまって、家に入れなくなった。」

こんな経験、あると思います。

 

 

落し物をしたとして、警察はどの程度探してくれるのでしょうか。

 

 

答えは「探さない」です。落し物を警察に届けたからといって、警察はそれをわざわざ探す様なことはないでしょう。

 

 

警察に「落し物をした」などと届けると、「遺失届」を書くことになります。「遺失届」とは「いつ、どこで、どんなものを落としたのか」と「落とした人は誰で、見つかった際の連絡先はどこか」などを書くものです。

 

 

もし遺失届けで提出してある物が、警察に拾われてきた場合、遺失届けの内容に沿って連絡されます。要するに「拾われてくるの待ち」なのです。わざわざ探すことはないでしょう。

 

 

落としたものが貴重品である場合、落とした方としては切羽詰まる思いに違いありません。「一刻も早く探し出して自分のもとに持ってきてほしい」と思うに違いありません。

 

 

ですが「落し物を探す」という行為は、想像以上に困難で骨の折れるものなのです。人が携帯できるくらいの大きさのものを、街中から探すことは、いくら警察でもできるものではありません。

 

 

例えばスマートフォンを落としたとすると、GPSである程度の範囲はわかります。ですがスマートフォンのGPSの範囲は広すぎて探せるものではありません。おそらく半径一キロと言われても、実際にその範囲からスマートフォンを探すとなると途方もない労力です。

 

 

落し物をしても探してはくれません。「拾われてくるの待ち」なのです。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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