母子家庭の子は非行に走りやすいですが、父親とはそんなに偉大なのでしょうか

2020.02.24 (月)

「偉大」というわけではないのでしょうが、いないよりはいたほうがいい、という程度のことです。

 

 

人間には大きく分けると男性と女性の二種類しかいないわけで、近くにいる親族に男性と女性、両方いるのは、女性しかいないよりも得なんじゃないでしょうか。男性と女性って、随分と考え方が違いますし、男性は男性で特有の考え方がありますし、女性は女性で特有の考え方があります。

 

 

例えば、私が「的を射ているなあ」と思うのは、「女性は過去を引きずる」っていう考えです。私もよく妻とケンカをするのですが、妻は随昔の過去の事を持ち出してきて、主張の材料にします。「あの時もそうだった」ってやつです。

 

 

例えば、「私が妻の意見を聞かない」ってことを妻が言おうとする時に、彼女は10年前ほど昔のことでも平気で持ってきて、「あの時も私の意見を聞かなかった」なんて事を言ったります。僕としては、そんなに昔のことを持ってくるのはナンセンスだと思うんです。

 

 

昔のことって記憶が曖昧になっていることが多いので、自分の意見を補強する材料としては不十分だと思うし、蒸しかえすことになるじゃないですか。過去にたくさんのケンカや言い合いをしていて、その度にそれらを乗り越えてきているわけで、その乗り越えたケンカや言い合いを、また議論のテーブルに持ってくるのって、二人の溝を更に深いものにするだけだと思うんです。

 

 

でも、妻に言わせるとそうでもないようです。彼女の頭の中のことなので想像でしか無いのですが、彼女にとっては、それだけ過去のケンカや言い争いがいまだ鮮明だということでしょう。私にとっては過去のものではあるのですが、彼女にとってはいまだ現在進行系で続いているものであり、そう簡単に「過去のものだから」と片付けられるものではないのでしょう。ということは、僕にとっては不鮮明で曖昧な過去でも、彼女にとっては鮮明で明瞭な現在なんです。

 

 

彼女が過去を引きずりやすいのと同時に、僕は過去を忘れやすいのだと思います。

 

 

この「女性が過去を引きずりやすい」とか「男性が過去を忘れやすい」という傾向は、どこでも聞くことができます。僕の身内だけにとどまらず、日本全国、というか世界でも似たような男女傾向が見られるようです。

 

 

それと、女性はやはり、自分の子どもを男性よりも大切にしますよね。男性は女性よりも育児が放任です。これも、僕の身内だけにとどまらず、人間という種全体に言えることでしょう。男性である僕が育児で「どうだっていい」と思うことでも、妻にとっては「どうだってよくない」ことです。

 

 

ただし、それが良いとか悪いというのは、また別の問題です。近くに寄ると対象がよく見えなくなるのと一緒で、大事にしようと思えば思うほど盲目的になります。一歩離れれば全体が見えることでも、子どもが好きで近くによっていれば、それだけ周りが見えなくなります。

 

 

……とまあ、「男性と女性とでは思考に違いがあるよ」ということを言いたかったんです。で、これが何に関係してくるかというと、男性と女性の違いを知っていれば、それは人間の違いを知っていることになるんです。若干極論ではありますが、人間には男性と女性しかいません。ということは、母親と父親という両方の種類がそろっていれば、人間の種類すべてがそろっている、ということですよね。

 

 

親というのは子どもにとって、人生のモデルでもあり、反面教師でもあり、相談相手でもあり、嫌な存在でもあるわけです。なんだかんだで、近くの存在なんです。で、そんな近くの存在である親というものに、二種類しかない人間の種類・男性と女性がそろっているということは、お得ですよと。

 

 

 

だって、もしも母親しかいなかったら、人間の半分を知らないことになるのですから。もしも父親しかいなかったら、人間の半分を知らないことになるのですから。

 

 

まあ、この事が大きいと言えば大きいでしょうし、小さいと言えば小さい。それだけのことです。もちろん、近くの存在というのは親だけではありません。学校の先生もいるでしょうし、近所の大人だっているでしょうし、インターネットで世界中の大人の様子を知ることだってできるでしょう。

 

 

なので、改めて「母親がいなかったら人間の半分を知らないことになるのか」「父親がいなかったら人間の半分を知らないことになるのか」と言われれば、必ずしもそうだとは言えません。単純に考えてそうであることが予想される、というだけです。

 

 

多様性ということが重要視されていますよね。世の中にはたくさんの色々な考えを持った人がいて、自分の考えというのは、全体の中でごく一部でしか無い。逆に、自分が全体のごく一部でしか無いことがわかっていれば、他のごく一部(他の人間)を大切にできます。

 

 

その多様性という意味において、男性である父親と、女性である母親がそろっているというのは有利なのではないかと思います。男性と女性で、人間のすべて(ほぼ?)をカバーしているのですから。

 

 

「母子家庭が非行に走りやすい」というのは、「それだけ父親が偉大だ」問い意味ではなありません。多様性に触れるという意味で、両方そろっている方が有利に働くだけです。

 

 

 

 

 


 

 

 

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