どうすれば非行の兆しを見せた子どもを素直に成長させる事ができるのか

2019.01.01 (火)

子どもに好きなことをさせるのって、大切だと思うんですよ。好きなものって得意になるんで、自信につながりやすいんです。「好きこそ物の上手なれ」とはまさにその通りで、好きなものは繰り返しても苦痛にならないんで、経験を積むことができるんです。

 

 

例えばゲームです。これって楽しいですよね。だから、苦痛でゲームをしている子どもっていないはずなんです。「あ〜、今日もゲームをやらなければならない」なんて悩みながら、いやいやゲームをしている子どもっていないはずです。だから子どもって、すぐにゲームが上手くなるんです。すぐに上達するんです。

 

 

何かしら上手になると、子どもはすぐに得意になりますから。それが逆境に落ち入った際のストッパーになります。「自分には◯◯がある」って思うことで、逆境を乗り越えられる様になるんです。

 

 

私が子どもの頃は、足の速さで逆境を乗り越えた記憶があります。私は小学生の頃、いじめられていた期間があるのですが、自殺とか非行に走らなかったのは、足が速いっていう特技があったからだと思っています。

 

 

別にそれほど早かったわけではありません。クラスで3人以内に入る程度です。ですけどいじめっ子よりは、確実に速かった。だから「少なくともコイツらよりは足が速い」っていう自分を支える後ろ盾があったんです。

 

 

足の速さには、ずいぶんと助けられたと思います。これがあったからこそ、「自分は何をしてもダメだ」の様な自暴自棄にならないで来れたと思います。

 

 

で、子どもに好きなものをさせる時のポイントがあります。それは、子どもに任せることです。何を好きになろうが、子どもに委ねることです。

 

 

よくあるのが、ゲームに対する否定感ではないでしょうか。「ゲームだけはダメ」っていう家庭、ありませんか? 確かに私たち親世代からすれば、ゲームっていうのは役に立たないものの象徴でしょう。ゲームにはまってしまっては、勉強がおろそかになって、学力低下、引きこもりが誘発される、なんて不安になっている人もいるのではないでしょうか。

 

 

でも、非行の一番の原因は、視野の狭さです。視野が狭いがゆえに、保護者というのは、子どもを非行に走らせてしまうんです。視野が狭いと、選択肢を選ぶことができません。選択肢が見えないんです。本当は非行に走らずに素直に成長させるための選択肢が用意されているにも関わらず、視野が狭いために、その選択肢が見えずにいるんです。

 

 

ゲームをすることも、視野を広げる一助です。何事も経験しないままでは、わからないままです。ゲームの本当の良さも悪さも、とりあえずやってみることで分かるものだと思います。

 

 

「ゲームだけは」と特別視していては、柔軟に対応することができません。何事も結局は同じなことが多いです。ゲームだけを特別視する必要はありません。勉強も、スポーツも、ゲームも、何にでも共通点は見つけられるものです。

 

 

一回経験することが良いでしょう。その上で、他のものとの共通点を見つけるんです。「結局は同じだな」「なんだこんなものか」と思うことができれば、抽象化して考えられていることになります。

 

 

それに、人生はどう転ぶか分かりません。予想だにしなかった化学反応が起きるかもしれません。想定外のいいことというのも、経験して初めてその引き金が引かれます。

 

 

ゲームを子どもに与えた後でも、まだ引き返すことはできます。最終的なリセット権は親にあるわけですから、与えてみて、もしもダメだと判断すれば、「捨てる」という最終的なリセット権を発動すればいいだけです。

 

 

それに、ゲームを通してしか分からない世界観というものがあるものです。ゲームの世界観っていうのは、一つの人生になっています。クリアする事で経験値を積み上げていくんです。それを圧力なしに子どもに教えるのは、ゲームが一番の方法でしょう。楽しみながら「経験値を上げて障害をクリアしていく」という人生の法則とも言えるものを、覚えることができます。

 

 

最近のゲームはクオリティもいいので、プレイした人間の人生観を彩りあるものにもします。ゲームのストーリー観、視覚的なクオリティ、聴覚的なクオリティ。それら知っている、ということは、アートに触れることにも似ています。

 

 

子どもの非行を防ぐには、子どもを非行に走らせないには、非行の兆しを見せた子どもを素直に成長させるには、得意なものを見つけるのが近道です。得意なものは、好きなものから見つける可能性が高いです。好きなものを見つける際のポイントは、子どもに委ねることです。親の意向を押し付けてはいけません。そういう意味では、一歩引いた視点が必要なのでしょう。なんでもかんでも子どもを一番い考えず、「どうでもいい」とも思えるような、冷めた視点。そうしないと、自分(親)の価値観を子どもに与えることになります。近寄りすぎては、全体が見えません。距離を置いて遠くから眺めて初めて、全体像が見えるものです。子どもに委ねることを、必要以上に不安にならないことです。

 


 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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