興味の外を読むのが幅を広げる〜リクルートのDNA
嫌いな本もあるし、好きな本もある。評価が高いからといって、好きな著者が進めていたからといって、読書が好きだからといって、手に取った本が好きかどうかなんて分からない。面白いかどうかなんて分からない。重いしろいと感じる本もあるし、面白くないと感じる本もある。
自分の好きな人が面白いと感じたからといって、自分も面白いと感じるかどうかは分からない。自分は本を年に何冊も読んでいて、読書に対して人並みならぬものを持っていて、読書に対してはこだわりを持っていて、読書に対して独自の哲学を持っていて、自分なりの読書人生観を持っていて、読書に対して愛情を人一倍持っていて、だからと言って全ての本が面白いと感じるわけではない。
面白くない本もあるし、つまらないと感じる本もあるし、「時間の無駄だったな」「お金の無駄だったな」と重本もあるし、嫌悪感を覚える本もあるし。たとえその本がアマゾンで高評価だったとしても。たとえその本が本屋のオススメ棚に並んでいたとしても。話題の新書コーナーに置かれていたとしても。
まさにここに、本を読む価値があるんだと思う。世間をフラットに見る方法、自分と他人は違うという感覚、想像を膨らませるタネの部分は、ここにこそその芯がある。
たとえ世間で賑わっている本だとしても、自分はそれに面白さを感じなかった。そんなことを思えば、「周りと自分は違うこと」に気づくだろうし、世間で言われている「常識」や「当たり前」は自分に当てはまらない場合があることに気づくだろうし。
だいたい「本に書かれていることは100パーセント著者の意見」っていうわけでもない。「100パーセント当てはまる」と言って本に書いているわけではない。「自分の意見はこう」とか「俺はこう思う」とか「周りは違うかもしれないし具体的に比べたわけじゃないけど、だいたい大まかに言ってこんな感じでしょう」っていうのが本なわけ。
はじめっから疑ってかかるのが、正しい本の読み方。本に書かれているからと言って、人気のある本だからと言って、世に知られた人間の書いた本だからと言って真に受けたりせず、まずは疑ってかかること。本にも間違いや失敗や無知はあるということ。
だから、こういう本もあっていいんだよ。世間的には高評価だし、自分が好きな著者がオススメと言っていた本だし、「だけど自分には合わない」っていうのを知ることができれば、しかも相手を変えることはできないのでって理解することができれば、本を読むことにより一層の価値を感じるようになる。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
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