非行を防ぎ、素直な子どもへ

警察って、囚われている組織です。何に囚われているのかというと、具体に囚われているんです。人の目とか、昔からの慣習とか、上下関係とか。そんなものに囚われているんです。だから、柔軟に対応できなくなっているんです。

 

 

柔軟に対応できない。囚われている。だから、本音と建前とが分かれるんです。本音っていう現実の他に、囚われている建前っていうのが出来上がっています。建前っていうのは、囚われた姿です。「実際にはこうであるんだけど、本当はこうしなきゃならないよね」っていうのが建前です。しかもこの「本当はこうしなきゃならないよね」っていうのは、端から見ると「別にそうしなきゃならないこともないんじゃない？」って思うようなことです。

 

 

そんな客観の視点が欠けているんです。自分たちで苦しめています。「本当はこうしなければならない」「本来はこうしなければならない」「警察官っていうのはこういう存在だし、こうあるべきだ」っていうのに囚われています。だから、それ以外を許せない。柔軟に対応できないでいます。

 

 

視野が狭い、とも言えます。別にそれでも構わないのに、ハッキリしないものが許せない。「これ」というハッキリした警察官像があって、それにこだわっている。柔軟に物事を考えられないんです。近視眼すぎるんです。距離を置いて、「そんなこと別にどうでもいいよ」と思えれば随分楽になるし、そのほうが物事の全体が見られえます。

 

 

大事だからとって近くによると、具体的に細かくハッキリと見えます。ハッキリしていて分かりやすいから、その視野から逃れられない。もっと離れれば、ぼやけるかもしれませんが全体が見えるようになります。周りとの繋がりも視界に入ってきます。それ単体でなく、周囲の中のそれとしての姿です。

 

 

最近、漫画「バキ」で、愚地独歩が小声で「強けりゃいいんだよ」って言っていましたけど、あれです。物事の芯の部分っていうのは、小声でささやかれるものなのです。声高に言われるものは、表面的なものでしかありません。

 

 

具体的にハッキリと分かるなら疑った方がいいです。「これは表面的なものなのではないか」と。ハッキリと分かる自分の価値観、正義、「こうするべき」論、それらを疑うんです。そうすれば、相手に価値観を押し付けることもなくなるでしょう。人に対して柔軟に対応できるようになりますし、角が取れてトラブルがなくなります。犯罪や非行のない社会が完成します。

 

---

 

「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

 

 

下記お問い合わせフォームで「相談希望」である旨をお知らせ下さい。

[contact-form-7 id=”2700″ title=”お問い合わせ”]

---

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]