子どもの為に離婚はしない方がいいのでしょうか?
「夫婦仲が悪く、離婚を考えています。心配なのは子どもです。子どものために離婚はしない方がいいでしょうか。夫婦ともにそろっていた方が、子どもの為にはいいのでしょうか。それとも、子どものためを思うからこそ離婚すべきでしょうか。子どもにこれ以上、夫婦仲の悪さを見せない事が子どもの為になるのでは、とも思います。」
子どもの事は置いといて、自分の気持ちに正直に生きるといいですよ。それが結局は、子どもの為にもなります。
夫婦揃って夫婦仲も円満の家庭が子どもにとっていいのかというと、そうでもありません。確かに恵まれた環境で育てられた子どもはそれなりの人生を送れる可能性は高いと思いますが、あくまで可能性です。結局は蓋を開けて見なければわからない事です。どこに人生の落とし穴が待っているか分かりません。事前に落とし穴全てに蓋をしておくこともできないでしょう。
歴史に大きな影響を与えた人の人生を見てみると、「逆境の中で子ども時代を過ごした」という人がいるのも事実です。一般的に見れば子どもにとって悪影響とも思える環境が、子どもに飛び立てるだけの脚力をプレゼントするようです。
親が離婚をしていようとしていなかろうと、子どもにとってはどっちがいいかは分からないのです。どの程度の影響があるかも分かりません。多大な影響があるかもしれないし、全く影響がないかもしれないし。どっちなのかは分かりません。
そうであれば、自分に素直な人生を選ぶべきだと思います。「いやいや仕方なく過ごしている人生」より、「前向きに積極的に切り開く人生」の方が楽しいのではないでしょうか。
子どもに大事なのは、「いい環境か悪い環境か」よりも、「人生を自分で切り開けるか」「自分で物事を決められるか」「自分に素直か」「周りに振り回されない自分軸を持っているか」などだと思います。親自身が背中を見せましょう。
親自身が、自分の素直な気持ちを見据えて、自分に正直に生きるのです。おそらくそれは平坦な道ではなく、切り開く必要があるようなこんな道でしょう。その道を精一杯生きるのです。そうすれば、あなた自身が満たされるばかりか、子どもに好影響があります。
身近な人(親)が、自分の気持ちに従って人生を切り開いていれば、その子どもにもきっと、人生を切り開くような社会のサバイバル能力の目が生えるはずです。「親が夫婦そろっているかどうか」なんて、子どもにとってはどうだっていいのです。それよりも大事なのは、「親が人生を謳歌しているかどうか」「親が切り開くような人生を送っているかどうか」「親が自分に素直に生きているかどうか」でしょう。
親の状況を子どもがどう解釈するかは、親の知るところではありません。どう解釈するか分からないし、それに対して親は口出しできません。「離婚するかどうか」なんて、子どもにとってはどうだっていいし、いい方と悪い方、どちらにも転がる可能性があります。
それよりも、どうか自分に素直に生きてください。自分で考えて、自分で選択して、自分で決めて、自分で行動すること。そんな姿を子どもに見せてやってください。それが巡り巡って、子どもの為にもなるでしょう。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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