親が離婚すると、子どもはグレますか?
グレるを非行として考えますが、親が離婚すると子どもは非行に走りやすくなります。必ず非行に走るわけではありませんが、非行に走りやすくなる傾向にあります。親は、子どもに一番大きな影響を与える存在です。特に子どもが幼児など、幼い場合はなおさらです。良好な親子関係があってこその健全育成です。
例えば親が離婚して母親のみで育てると、経済面や時間の面、信頼関係の面で非常に大変です。
雇用機会均等とは言え、日本はまだまだ女性は男性に比べて賃金が不利な状況にあります。「成人するまでに1千万円以上」と言われる子どもの養育費を捻出するのは、容易ではありません。
時間に追われる生活になる事も考えられます。生活費を稼ぐため、仕事をしたいとは思われるでしょうが、子どもは毎日規則正しくカレンダーどおりに生活してくれません。病気になって学校を休む事もあるでしょうし、学校行事で普通日が休みになる事も考えられます。普段、学校が終わってから親が仕事から帰るまでの時間をどう過ごすかも、考えなければなりません。
信頼関係という問題もあります。悪い事をしたときに叱ってくれる大人の存在は、信頼関係があってこそです。信頼関係を築けていない大人に叱られても、子どもは反省するものではありません。例えば親が再婚したとして、新しい親と子どもが信頼関係を築くのは、並大抵の努力では築けないはずです。信頼関係のない新しい親に叱られても、非行の抑止にはなりません。
離婚は、経済的、時間的に不利になりますし、信頼関係を築くうえでも障害になります。非行少年には、親の離婚など複雑な家族関係をもっている子どもが多いです。
関連する投稿
- 犯罪を引き起こす要因、犯罪を減らす方法
- 犯罪をなくすためにできること。犯罪を3つに分類して対処する
- 金、地位、名誉をバカにする態度。「高踏的」を紹介する
- 非行グループから息子を離したいのですが、良い方法ありませんか?
- たとえば、子どもに無理にご飯をたべさせることの功罪
現在の記事: 親が離婚すると、子どもはグレますか?