あおり運転の真実。その「自分はあおっていない」は真実か? 運転のイライラをなくすには

2020.07.02 (木)

あおり運転の厳罰化

あおり運転が6月30日から厳罰化された。

 

改正道路交通法では、通行妨害目的で交通の危険のおそれのある方法により一定の違反をした場合、罰則として3年以下の懲役または50万円以下の罰金、行政処分として違反点数25点で免許取消し(欠格期間2年)となる。

それに加えて、著しい危険(高速道路での停車など)を生じさせた場合では、5年以下の懲役または100万円以下の罰金、違反点数35点で免許取消し(欠格期間3年)となる。

 

 

警察庁では、以下のようなあおり運転の典型例を上げている。

(1)車間距離を極端に詰める(車間距離不保持)
(2)急な進路変更を行なう(進路変更禁止違反)
(3)急ブレーキをかける(急ブレーキ禁止違反)
(4)危険な追い越し(追越しの方法違反)
(5)対向車線にはみ出す(通行区分違反)
(6)執拗なクラクション(警音器使用制限違反)
(7)執拗なパッシング(減光等義務違反)
(8)幅寄せや蛇行運転(安全運転義務違反)
(9)高速道路での低速走行(最低速度違反)
(10)高速道路での駐停車(高速自動車国道等駐停車違反)

 

 

あおり運転をなくす方法

あおり運転を防ぐための方法として警察庁では、「『ゆずり合い』や『思いやり』を持って‥」などといっているが、初めからそんなことができれば苦労はしない。私は相変わらず、距離感をおくことができれ、その対象に対してイライラしたり怒ったりすることもなくなると思っている。

 

対象をよく知れば、一歩上から眺められるようになり、客観性をもって見ることができるようになる。振り回されてイライラしてしまうのは、相手をよく知らないからだ。相手をよく知り、こちら側が「そんなものか」と思うようになれば、冷めた目で見られるようになる。怒ることが馬鹿らしく思えるようになる。イライラするということは、同レベルということだからだ。

 

 

僕があおり運転にいだくイメージを書こうと思う。

 

 

あおり運転に関しては、「間違ってやってしまった」ということはないと思っている。「あおった」「あおられた」の交通トラブルはよく扱うし、トラブルになっている当事者たちの話も何回か聞いたことがある。

 

 

あおり運転に関しては、典型例が上に出ているが、例えば運転中に実際に幅寄せをされたからといって、「あおられた」と感じるときと、そんなこと気にもとめない時がある。「わざとやってんなあ。これってあおり運転だよ」と思うときと、「っぶねえな。気をつけろよ」とあおり運転だということに思いが至らない時がある。

 

 

この違いは何かというと、それは相手の運転に悪意があるかどうかだ。幅寄せにしろ急ブレーキにしろ、その運転に悪意があれば、やられた方としてはあおり運転だと感じる。それとは別に悪意がなければ、やられた方としてはあおり運転だと感じない。

 

 

大事なのは、「悪意は簡単に伝わる」ということだ。わざとやった幅寄せ、相手をビビらせようと思って鳴らしたクラクション。困らせようと思ったパッシング。どれも悪意は相手に伝わるのだ。

 

 

同時に、悪意のない幅寄せや急ブレーキであれば、相手に悪意は伝わらない。「あの運転手、下手くそだな」と思われて終わりである。例えば道路上に動物の死骸があったとすれば、それを避けようとして対向車線近くに寄ってしまうかもしれない。そんなときは、結果的に幅寄せになってしまうこともあるだろう。

 

 

高速道路を降りた直後など、速度感覚が鋭くなっている時がある。そんな時は、速度が早くなっていて前方車両に追いついてしまって、距離が詰まってしまうときもあるだろう。けれど、そんな不可抗力によって結果的にあおり運転のような形になってしまった時は、相手に悪意は伝わらないものだ。「っぶねえな、下手くそ」と思われて、それで終わりだ。

 

 

なのに、僕たち人間はどうしようもない生き物で、たとえ悪をもって運転したとしても、相手から「今のわざとだろう」「あおっていただろう」と問い詰められた時に、自分を偽って「わざとじゃない」「あおってなんかいない」と言ってしまう。自分を正当化してしまうのだ。正当化しているうちに、徐々に自分でも「本当にあおり運転なんかしていない」と思い込むようになってしまう。

 

 

運転にトラブルはつきものだ。車そのものは無機物でも、車を運転するドライバーは人である。人が運転する車が縦横無尽に走っているのだから、人間社会と同じで失敗や成功もあるし、調子がいいときも悪いときもある。機械のようにプログラムどおりに車社会は進まない。

 

 

だから、運転中に悪意が芽生えるのは仕方のないことだと思っている。人を好きになることも嫌いになることもあるように、得意なことと不得意なことがあるように、相手ドライバーを嫌いになることだってあるだろう。そんなときは、「意地悪してやろう」とか「困らせてやろう」「ビビらせてやろう」とどんなに穏やかな人でも心にさざ波が立つものだ。

 

 

そんな、あおり運転に対する自覚を持った方がいいと思うのだ。「自分はあおり運転などしない」「あおり運転などするわけがない」「自分は決してやっていない」などと思ったり思おうとしたりしていては、精神的に未熟な子どもと同じである。

 

 

僕は、そんな「あおり運転は誰でもやってしまうこと」「運転中にイライラすることは誰にでもあること」というある種、あおり運転を自分の中に認めるような態度が、あおり運転を減らす思考方法だと考えている。完全に拒絶していては、かえって存在感が大きくなる。存在を認めて自分の一部だと取り込むことで存在感は薄くなる。

 

 

あおり運転に対して「仕方ないさ」という諦めが、あおり運転を減らす。イライラを無くすのだ。

 

 

 


 

 

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