聖闘士星矢に学ぶ、小学校低学年の非行防止の子育てとは

2015.12.22 (火)

 

聖闘士星矢という漫画をご存知でしょうか。25年くらい前、週刊少年ジャンプに連載されていた漫画で、アニメ放送もされていました。ヨロイを着て戦う、聖闘士(セイント)と呼ばれる少年たちの物語です。

この漫画、よく人間の五感に関する記述があります。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、そして第六感までも攻撃したり。さらには、第七感や第八感を得るために「小宇宙(コスモ)を燃やせ!」とか。

その中で、何か一つ感覚を失うと、その分他の感覚が発達するという記述があったと思います。うろ覚えですが、たしか視覚を失ったドラゴン紫龍は、その分、聴覚や第六感が敏感になり、黄金聖闘士編で目覚ましい活躍をしたと記憶しています。処女宮のシャカは登場時、自ら目を閉じ(視覚を封印し)、パワーを高めていたはずです。

私は子育てにおいては、口(味覚)を封印して耳(聴覚)を敏感にするべきだと思うのです(少々強引な展開ですが)。

自分の子どもですから、大切に思えば思うほど、口出ししたくなります。子どもの理想の将来像というのがあり、だれでもそれに近づくように子育てしたいと思います。

ですが、子どもは思うように育つものではありません。親がよかれと思って用意したレールは、簡単に脱線されてしまいます。「あれは嫌だ」「これも嫌だ」と言ってやらなかったり。いざ始めても、各駅停車のようにいつまでたってもモタモタだったり。

そんな時に、ついつい出てしまうのが口ではないでしょうか。「これをしなさい。」「あれをしなさい。」「早くしなさい。」と言ってしまいます。親としては、せっかく用意したレールがムダになってしまいますし、「自分の子どもが言うことを聞かないなんて、そんな生意気は許せない。」という気持ちがフツフツとわいてきます。

そこで思い出して欲しいのが、聖闘士星矢です。口を出さずに我慢しましょう。自ら口を封印して、聴覚を高めるのです。子どもの声に耳を傾け、しかも視覚にも頼らず、声を聞くのです。
子どもが何を考えているのか、子どもが何を望んでいるのか、子どもが何を感じているのか。
よかれと思って、あるいはついつい口を出してしまうものですが、口を出してはかえって場が乱されることが多いはずです。聴覚を高めると、子どもが何を考えて、何を望んで、何を感じていたのか、が理解でき、より良好な親子関係を作れるはずです。

 

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