なぜ警察官採用のパンフレットに引かれるのか・その2
白バイに乗って、バイクを傾けてカーブを曲がっている写真。パトカーに乗って運転している警察官の写真。無線機に向かって話している警察官の写真。ドラマで見る様な、スーツを着て聞き込みをしている風の警察官の写真。
どれも警察官採用パンフレットに記載されいている写真です。警察官採用のパンフレットって、人を引き付けるんです。それは具体的な写真や文章や数字が記載されているからです。分かりやすくて、はっきりしていて、誰もが容易に頭に思い浮かべるもの。考える必要のない楽なもの。それが具体的であることの特徴です。
でも具体的ってことは、表面的であるってことでもあるんです。具体的であるってことは、そこに本質は含まれないってことです。一方向からの見方、視野の狭い味方でもある、だから具体的になるんです。
警察官採用のパンフレットに描かれているものが全てではありません。あれっていうのは、人を採用するために、採用枠に応募する人を引き付けるために、人の注意を引き付けるために載せられた情報です。だから、あれが全てだと思っては危険なんです。あのパンフレットのイメージをそのまま警察官像、あるいは警察像、もしくは警察組織像としてイメージすると、後で後悔することになるんです。採用された後で「こんなはずじゃ無かった」と悔やむことになるんです。
具体的っていうのは人を引き付けるんですよね。具体的っていうのは、一つ一つにフォーカスすることです。それゆえに細かいところまで見えるし、考える様な余分な余地がなるなります。現実感だってあるし、ハッキリしているから分かりやすいんです。
街中にある広告っていうのも、「あるある」っていう現実感を読む人間に与えるものになります。「自分には関係ないや」なんて思われては心を動かせません。「自分にも関係ある」と思ってもらえる様な写真やコピーが、人を引き付けるんです。
そういえば文章の中にある「ひらがな」と「漢字」っていうのも、具体と抽象に例えられるんだと思います。「ひらがな」っていうのが具体、「漢字」っていうのが抽象です。「ひらがな」は一つ一つの読み方が決まっています。「どう読むか」が人や状況によって違うことがありません。
それに対して「漢字」っていうのは、その時々の状況次第で読み方が変わります。その漢字一文字にも、複数の音が含まれています。漢字の中には複数のひらがなが含まれているんです。一つ一つの音を具体的に読むことができる「ひらがな」に対して、複数の音をまとめて一つのなかに抱え込んでいる「漢字」、というイメージです。
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