相撲も受験も毒も、遅効性と即効性は別ものだ。何事も区別できるとわかりやすい

2020.09.09 (水)

僕は毎日毎日コラムを書いて、ラジオで音声を発している。大してPVも上がらないし、収益になっているわけでもないのにこんなことを続けているのは、発信力を上げるためだ。

 

 

「ただの被雇用者であることをやめよう」「これまでの働き方を見直そう」と思って働き方を模索しているうちに思ったのは、僕には発信力が足りないことだった。「誰かに雇われるのではなく、自分の仕事を探して、自分で仕事をつくって、自分で売って生活をしたい」と思ったはいいのだけれど、そのためには発信する力がなければならないと感じた。

 

 

でもって自分にはその力が圧倒的に欠けていることも痛感した。周りに同じような志をもった人がたくさんいたのだけれど、その中でも特に僕の発信力の無さが際立っていたのだ。

 

 

始めはどうしてこうも自分は発信することができないのか、わけがわからなかった。文章も書けないし、話をすることもできない。特に人前で話すことができない。何を話したらいいのかわからず、たとえ「これを話そう」というネタを持っていたとしても、すぐに話すことが無くなってしまうのだ。「これを話そう」と思ったら、その思ったことをそのまま口に出して終わり。「5分間、話しをして」とか「10分間の時間があるから」と言われえても、そんなに時間は必要ない。なぜならすぐに話しが終わってしまうから。後は痛いほどの沈黙が突き刺さるだけ。そんな状態だった。

 

 

どうも腑に落ちない。他の人は同じように「話そう」と思っているのだけど、彼らの話は5分も10分も続く。自分だけがどうもそれだけ続かない。自分の発信力の無さに気づき始めた頃は、「自分もコツさえ掴めばあの暗い……」と思っていたのだけれど、どうもそんな感じではなかった。

 

 

でもようやく話ができるようになった。文章も書けるようになった。

 

 

僕は子どもの頃、祖父と一緒に大相撲をテレビ観戦するのが夕飯前の習慣だった。あの頃強かったのは千代の富士。他の関取とは違って、千代の富士の体には筋肉が備わっていたのが子ども心にも見えた。多くの関取の中で、千代の富士の体だけが硬かったように思えた。

 

 

そんな千代の富士の言葉で、「いま強くなる稽古と、3年先に強くなる稽古と両方しなければならない」というのがある。すぐに成果の出ることは、数年先に成果の出ることとは違う、ということだろう。すぐのものと3年先のもの、2つは別で考える必要がる。

 

 

たとえば受験勉強も、直で結果の出るものと後で結果の出るもので別々に考える必要がある。もしも受験直前だったら、すぐに結果がでるような勉強法が良いのだろう。受験する学校の出題傾向に沿うような勉強法。それと見直しや記憶の確認である。

 

 

けれどすぐに結果のでる作業というものは、どうして「薄い」という欠点がある。なんにでも当てはまる普遍性という意味では劣る。コアの部分を強化するのではなくて、あくまでも目の前にある問題を説くための表面的な勉強になってしまう。

 

 

本当に人生に役立つほどの、視野が変わるほどの学力をつけようとするなら、出題傾向に沿う勉強法だったり見直しなどではなく、イチからの勉強法が必要だろう。自分が理解していないところ、あるいは自分には足りないところをさかのぼって、基礎の基礎から勉強し直すのである。

 

 

この勉強法の欠点は、時間がかかることだ。基礎の基礎をしっかりと勉強したからといって、明日の受験勉強ですぐに使えるようなものではない。基礎の基礎からの勉強法とは、ジワジワと効いてくるもの。即効性に欠けるのだ。

 

 

マンガを読んだりアニメを見たりしていると、バトルシーンでよく「毒」が使われることがある。そんな毒を見ていると、毒にも大きく分けて2つの種類があるようだ。遅効性の毒と即効性の毒だ。目の前に敵がいるような時に使うのは即効性のある毒。これを投与された敵には、すぐに毒の効果が表れる。動きが鈍くなったり、血反吐を吐いたり。

 

 

即効性の毒の欠点は効果が薄いこと。一時的に相手の動きを止めるものでしか無い。本当に相手をやっつけようと思ったら、遅効性の毒を使わなければならない。遅効性の毒には、相手をやっつけるだけの効果があるけれど、効いてくるのが遅い。敵が目の前にいるような場面で使うことはできない。敵の動きや攻撃を見越して、あらかじめの準備が必要なのだ。

 

 

勉強の話もそうだし毒の話もそうだし。すぐに効果のあるものと、確実に効果のあるもの。結局はトレードオフなのであって、「どちらが優れている」というわけではない。良いところもあるし悪いところもあるので、「それぞれ」ということになる。大事なのは、2つは別物であるので分けて考える必要がある、ということなのだと思う。

 

 

僕のコラムやラジオも遅効性の方なのだと思う。別に「後からPVが上がるだろう」ということでは無い。後からもPVは上がらないし、収入にもならない。目に見える具体的な効果はない。けれど、確実に僕の発信力を底上げしてくれているものだ。自分の発信力を上げるために、自分を鍛える為にやっていることだ。コンテンツを自分が発信するのではなく、自分が発信すればどんなものでもコンテンツになりえるように自分を磨くことだ。

 

 

今、今度のプレゼンに向けて企画を練っているのだけれど、自分の発信力が上がっていることがわかる。この向上は、おそらく誰にも理解されない。具体的に目に見える効果があるわけではない。わかりやすい進化があるわけではないので、おそらく僕にしかわからないのだろう。

 

 

けれど僕は以前、自分の発信力の無さに嘆いていた。それが今では自身をもってプレゼンしようとしている。

 

 

これは、これまで地道に文章を書いて、ラジオで話しをしてきたことの成果だ。「明日強くなる稽古と、3年後に強くなる稽古」で言えば、自分がやってきたことは、明日すぐに強くなる稽古ではないけれど、数年後に効果が出るような根本を鍛える稽古になる。

 

 


 

 

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