法律ではない、正義の基準について

2019.07.05 (金)

正義とは何か、というのをよく考えます。法律を守らせる仕事、法律を破る人を罰する仕事をしていた時から、よく考えていました。正義とは何か。それが法律ではないことだけは確かです。法律は画一的で、全ての人にあまねく優しい手を差し伸べるわけではありません。不平等であることは前提で付き合わねばならないのが、法律です。

 

 

法律が全てではない。だから、法律を破っても許される場合があります。法律を破っても、「それはしょうがないな」と思える時があります。でも、法律を破られたことに対して憤りを感じる時もあります。で、その基準はどこなんだろう、ということです。法律を破っても「しょうがない」と感じる時もあれば、法律を破られて「これは罰しなけれ」と感じる時もあります。同じように法律を破っているのに、その違いはどこから出てくるのかと思うんです。

 

 

基準が法律でないことは確か。ではその基準とは何なのか。私はそれは、「深く考えているかどうか」だと思うんです。深く考えた末の言動なのか、です。たとえ明らかな法律違反をしたとしても、その言動が深く考えた末の行動であり、十分に悩んで、それでもその言動を止めるには至らなかったのであれば、そこに正義があるのだと思います。なので正義とは、深く考えているか、ということになります。

 

 

たとえば、ニュースで人目をひく事件に殺人事件があります。これは、全てが全て、悪の行為でしょうか。確かに考えもなしに、いっときの感情に駆られて、過ちを犯すような殺人は悪であり、非難されるべきです。そこに正義はありません。

 

 

ですが、もしそれが考えて考えて、悩んで悩んで、頭をフル回転させて、やった後のことをリアルに想像して、「やるのとやらないの」のどっちがいいのかで目一杯に頭を抱えて、リスクも全て理解した上で、それでもなお、避けられないのなら、ストップという考えに至ることができないのなら、その行為に正義が存在すると思うんです。

 

 

ニュースを見ていても、決して皆んなが、何の考えもなしに人殺しをしているわけではないですよね。悩んでいるんですよ、皆んな。外から我々が想像したのでは想像しきれないほど。当の本人出なければ分からない痛みをその身に浴びて、切り刻まれるほどに、苦しんでいるんです。その上での犯行もあるんです。

 

 

そういう犯行は、やってもしょうがないと思うんですよね。正当防衛とか緊急避難とか、そんな簡単なケースでは無く。

 

 

まあ、「一番悪どい犯罪でも、正義がある場合がある」というのを言いたかったので殺人なんてのを例にあげましたが、決してそれを正当しようとしているのではありません。あくまでも例です。

 

 

なぜ考えて、悩むことが正義なのか。というのも、一生懸命やっている証しだと思うんですよ。悩んだり考えたりするのって。多くの抵抗があって、それでも前に進まなきゃなくて。迷ったり悩んだりするのって、ただただひたすらであることの証明だと思うんです。一生懸命するのって、一番つらいけれど、一番伸びる時でもある。抵抗があるなか進むのは、確かにつらいです。けれど、抵抗があってもなお進もうとしているならば、その抵抗は全て力に変わります。

 

 

抵抗があった方が筋肉がつくのと同じです。軽く筋トレするのと、負荷を大きくして筋トレするのでは、筋肉のつき方が違いますよね。一生懸命であることは、結構、何よりも尊いと思うんです。よく馬鹿にされがちじゃないですか。一生懸命って。「なにバカなことやってるの?」「なに必死になってるの?」「なに無駄なことやってるの?」って。そんな声が聞こえてくるんです。心が折れそうになる。けれど、それでもなお前に進もうとする姿は、美しいんですよね。

 

 

そんな一生懸命さが伝わるから、悩むこと、迷うこと、考えることは、尊いんです。故に、そこには正義がある。一般的に非行と言われる、深夜徘徊、コンビニでのたむろ、暴力行為、など。一概に責められるものではない。もしその非行が、一生懸命考えた末でのものなら、悩んで迷った末のものであるのなら、たとえ警察に捕まったとしても、そこには正義があるのだと思います。それは本人にしか、分からない正義です。他の人が知る必要はない。本人だけが分かっていればいい、正義です。そんな正義は、周りからたとえ非難されたとしても、胸を張るべきなんです。

 


 

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