非行を防ぎ、素直な子どもへ

おそらく警察官であれば、誰でも一度は感じていることだと思います。１１０番通報が入って、現場の家にいって、一度ならず、何回か思ったことがあると思うんですよ。犯罪者と家の汚さは繋がっている、ということに。これって「あるある」なんですけど、犯罪者とか、犯罪にならなくてもトラブルがある家というのは、家の中が汚いことが多いです。ひどい時はゴミ屋敷。そうでなくとも、物が散乱している光景をよく目にします。「足の踏み場もないほど」とはよく使われる表現ですが、そんな感じです。ぴょんぴょんしながら部屋に入ったり。靴下で床を歩くのを躊躇してしまうようなシミのある床だったり。

 

 

この犯罪者と家の中。何で繋がっているのかというと、「整理整頓できない」ことで繋がっていると思うんです。現実世界で部屋の中を整理整頓できないように、犯罪者っていうのは人間関係を整理整頓できないんです。

 

 

整理整頓の基本は、スッキリさせることです。ゴチャゴチャしていたら、何がどこにあるか分からないし、ゴチャゴチャしているだけで不愉快になります。だから、いらないものは捨てればいいし。小さくて細々したものは大きい器にでも入れておけば、見た目はスッキリするし。その器をいくつか用意すれば、仕分けすることができるだろうし。

 

 

これっていうのは、人間関係にも応用が効くと思うんです。例えばいつまでもダメな男とくっついている女性とか。一緒にいても頭の中がモヤモヤするだけなので、早く切って捨ててしまえばいいのに、捨てることができないでいるんです。結果、頭の中はいつもゴチャゴチャすることになる。それとか、まとめることができない人とか。

 

 

頭の中を整理整頓しておけば、いつでもスッキリして人間関係もうまくいくんでしょうが、なかなかそれができない。

 

 

ちなみに、「部屋の中は整理整頓できるのに、人間関係は整理整頓できない」という人は、応用を考えてみればいいと思います。「家の整理整頓をするように、人間関係も整理整頓できないものか」と。部屋の中がスッキリしていれば、スッキリして気持ちがいいですよね。そんな感じで、人間関係もスッキリするように工夫をしてみるんです。頭の中をスッキリすることと、家の中をスッキリすることを繋げるんです。

 

 

捨てるのが基本だし、定期的に掃除しないとダメだし、スッキリしていれば気持ちがいいんです。

 

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自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

 

 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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