俯瞰の視点、考える前提〜一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

2019.06.02 (日)

 

本書は学校で勉強した世界史を、「忙しい中でももう一度学びたい」というニーズに応えた内容になっています。「はじめに」で述べられているように、本文の中に年表は出てきません。著者としてはそれが他の世界史本との違いであって、ストーリー重視、流れ重視の本書の特徴、とのことです。

 

 

世界史を勉強する意味は二つあると考えています。一つは、世の中に対する俯瞰的な視点をつくること。もう一つは、考えをつくる際の前提を知ることです。

 

 

俯瞰的な視点とは、物事を一歩上から、部分に囚われないで全体を見る、ということです。世界史は、人類の歴史でもあります。紀元前5000年ごろに文明ができ、紀元前3000年ごろのエーゲ文明、紀元前200年ごろの中国春秋戦国時代、キリストの誕生、西暦375年のゲルマン人の移動、1339年百年戦争開始、1492年コロンブスの新大陸発見、1840年アヘン戦争、1914第一次世界大戦、などなど。特筆すべき人類の歴史がたくさんある中で、「全体的に見るとこうだ」というのを示してくれるのです。

 

 

「人類の歴史」などというと仰々しいですが、身近です。あなたの身近にある建物、周りにある社会、実際にいる文化、これらすべてが人類の歴史です。世界史を俯瞰して見る、という姿勢ができれば、身の回りのものにも俯瞰の視点が出来上がります。7000年にも及ぶ、長大な歴史です。それを全体的に見る、流れをつかむことができれば、身の回りにも応用が効くのです。身の回りのものにも俯瞰のが加わります。

 

 

俯瞰ができるようになると、余裕ができるのです。「結局はこういうことでしょ」とか「つまりはこんな感じでしょ」という、一歩引いた姿勢。それを持つことができるのが俯瞰であり、世界史を学ぶことで、俯瞰の存在に気づけると思うのです。それは有用性に気づく、ということでもあります。人類の歴史を学ぶ、世界史を勉強することから、結局は歴史はこうなっているのね、という余裕です。私たちの身の回りは、世界史の中の一部分です。部分に囚われず、抽象的な芯を捉えるのに、世界史は有効です。日々の中に、余裕を持って眺める視点が入るのです。

 

 

もう一つは、考える際の前提が出来上がることです。「考えることが大事」とか「自分の意見をもて」とは言われますが、その際に押さえておきたいことがあって、それが前提です。前提があるのとないのでは、考えの信ぴょう性や伝わりやすさに違いが出てきます。

 

 

「これまでの歴史」という前提があった上での自分の考えだと、その自分の考えがより強固なもの、信頼するに足るものになります。さらにはその自分の考えを伝えるべき相手とも歴史が共有されていれば、より容易に伝えることができるようになります。

 

 

これまでの流れがあることで、世界史があることで、どういう理由でその考えが出てきたのか、を想像しやすくなるのです。例えば、「どうして●●国の人は、▼▼国の人のことを嫌うのか」なんてのが分かれば、●●国の人のアイディアを想像しやすくなります。また、●●国の人にわかりやすく伝えるにはどうすればいいのか、が想像しやすくなりますし、●●国の信頼を得るにはどうすればいいのかも、よりわかりやすくなります。

 

 

前提をつくることで、自分の考えが強固になるし、伝わりやすくなります。「論理的に考えればこうだけど、歴史という感情移入するべきものがあるからこう」という考えが、世の中にはあります。世界史を勉強することで、別の結論に至ることもありますし、一見チグハグな人の意見を、世界史を踏まえれば見えてくることもあるでしょう。

 

 

世界史を勉強する理由は二つです。俯瞰のくせをつけること。それと、考えの前提をおさえること。世界を勉強すること自体が目的なのではなくて、勉強した世界史を土台にすることです。自分の人生に世界史という土台を生かすことです。なので、早く土台は作ってしまった方がいいのでしょう。あとがきにもありましたが、世界史というフレームワークを頭に入れることが重要です。それによって見えてくるものが違います。

 


 

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