子どもが非行に走るのを防ぐための環境とは
子どもが非行に走るのを防ぐには、退屈させないことです。そのために目標や、夢中になるものを見つけられる環境を作ることが必要です。
非行に走る子どもたちを見ていると、退屈しているように思います。人生の目標が見いだせていない。閉鎖的で先の見えない社会の中で、どのようにしたら自分にとって「快」とか「幸」が得られるのか、見出せずにいるように見えます。
私は中学と高校と、東京の大学に行くことが目標でした。地方の刺激のない、退屈な社会の中で、「この社会を出るには大学に行くしかない。大学に進学して東京に行けば、世界が広がるのではないか」と思っていました。
「大学進学」という目標の良し悪しは別です。退屈な社会の向こう側に、大学進学を隔てて東京という光り輝く場所を想像していました。だから、そこに照準を合わせて希望を持って生き抜いていました。
非行に走る子どもを見ていると、退屈しているのではないかと感じます。刺激のない、退屈な社会の中で、どうすれば自分にとって「快」や「幸」を得られるのか、わからないでいる様子です。
しかも彼らは世界が狭いから、参考になるモデルは「先輩」でしかありません。一つや二つ年上の先輩の姿に刺激を感じて、同じように生意気な言動をとり、卒業式で特攻服を着て、バイクで町を走るしかないのです。
子どもが非行に走るのを防ぐには、退屈させないことです。目標や、夢中になるものや、将来の希望などを持てる環境が彼らには必要です。
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