子どもを叱らずに育てるには
子どもを叱らずに育てられる事を、心から信じる事です。子育てとは叱らずにできるものであるという事を、疑わない事です。叱らない子育ては決して理想の話ではなく、現実的な選択肢である事を理解する事です。
子どもと接していると、どうしても叱ったり怒りたくなってしまう。そんな経験はあなたにもあると思います。ご飯を食べない。宿題をやらない。朝に起きてくれない。
それなのに、どの子育て本を開いてみても「子育てにおいては叱らない方がいい」「叱っては子供の自尊心を傷つけてしまう」などと、子育てにおける被害を説いている場合が多いです。
子育て本で叱らない方がいいと言われても、現実はそう簡単には行きません。なかなか言う事を聞いてくれない子どもを相手に怒りを解放してしまいたくなるものです。
怒りたくないのに子どもを怒ってしまう人は、冷静な言葉で伝える事の効果を疑っているのではないでしょうか。怒りの気持ちを込めなくても、怒りの表情を顔に出さなくても、子どもを動かすことはできます。冷静な言葉で語りかけたり、おどけながら伝えたり、怒り以外の方法は以外とあるものです。
怒りの感情を使わない伝達方法の力を、もう一度信じることが始まりです。怒りを使った伝達方法は安易に選んでしまいがちです。速効性があるので使う方も楽なのです。
ですが怒りで持って言われても、悔しさや不満しか残らないことは誰もがその人生でわかっているはずです。あなたも子どもの頃に大人から怒られて、悔しさや不満を感じた経験があるはずです。怒りで持って言われても、子どもはその場しのぎの行動しかしません。
子どもを叱らずに育てるには、怒り以外の言葉の力を信じる事です。子どもにとっても刺さる言葉は、決して怒りではないのです。
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