これからの時代、なぜ「しつけ」がますます重要になるのか
これからの時代、今まで以上に「しつけ」が重要になります。しつけがなされているかどうか、それが子どもの人生を左右するようになります。
というのは子どもにとって、家族ではない、他人の大人の助けを得る機会が、今後ますます増えるからです。
家族の単位がどんどん小さくなっています。「核家族が増えている」ことは随分前から言われていますが、シングルマザー、シングルファザーの家庭も随分多く感じます。
核家族が増えたことで、おじいさんおばあさんが子育てを助けることができなくなりました。続いてシングルで子育てをする家庭が増え、片親で子育てをする家庭も増えています。非嫡出子の割合は、今後も増え続けると言われています。
当然、一人で子どもを育てられるわけはなく、他人から子育てを助けてもらう機会が今後ますます増えるのです。
ここで出てくるのが、「他人の子どもは、しつけがなされて初めてかわいい」という事実です。子どもにしつけがなされていないと、助けを出す大人としても引いてしまいます。
助けを出すのに、その子どもにしつけがなされていないと、積極的に助けを出そうという気が削がれてしまいます。大人も人間ですから、やはり礼儀正しい子どもの方が、よりかわいく感じます。
逆にしつけさえできていれば、大抵の子どもは、他人の大人にとってもかわいいものなのです。小さい子どもに「おはようございます」とか「お願いします」と言われたり、「はい」と返事をしてもらうだけで、その子どもをかわいく感じてしまうはずです。
しつけを施し、子どもに礼儀を教えることで、助けを得ることができるのです。
しつけがなっていなければ、誰からの助けも得ることができないのが、家族が少ないこれからの社会です。
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