犯罪や非行に走らないことの正体について
優しさってのは結局、相手を受け入れられるかどうか。相手を許せるかどうか。相手と自分に優劣なんかないんですよ。だから、相手を許せるかどうかっていうのは適切な言い方ではないのかもしれません。許すも何も、許せないも何も、そこに良い悪いなんてないんですよ。
「許す」とか「許せるか」なんて書くと、自分が高みから相手を見下しているような感覚になるんですけど、そんなんじゃありません。価値観の違う相手に対して、自分の価値観を押し付けることのない状態が優しさなんです。
相手の価値観を認めてやれるかどうか。人間だから、人間関係の中で生きていくしかありません。人間どうし、寄り添わなければ生きていけないんですよね。だけど、人間どうしが関わるところには必ず摩擦が生まれます。価値観の衝突です。十人十色どころか、10億人が10億色です。スマップの歌にもありましたが、一人として同じ人間はいません。
だから摩擦やトラブルが起きるのは当たり前なんですけど、そのトラブルや摩擦が起きた時に、「別に構わない」とか「相手はそういう考えなのね」なんていう風に、価値観の違いを認められるかどうか。でもって、自分の価値観を押し付けることなく過ごせるかどうかなんです。
問題は、例外をどこまで認めるかどうか、ですね。例えば「仕事だから」っていう理由で相手の間違いを正そうとするのって、ナシだと思うんですよ。仕事上で「指導してやる」って立場って、わたし的には結局価値観を認めていないだけなんじゃないかと思う時もあるんです。
仕事だから、仕事で間違った相手なら怒ってもいい、注意してもいいかっていうと、決してそうではないと思うんです。仕事の間違いっていうのも、価値観の違いであって、そこに優劣なんてないと思うんです。ベテランと新入社員の違いがあっても。
どこまで寛容的になれるかですね。だけど、さすがに人殺しはダメだと思うんです。NGです。どこまで線を引けるか、どこに線を引くべきか、が難しいんですけど、だからこそこの問題は本質的なんだと思います。
簡単にわかるものは表面的なものに限られるので、なかなか答えを出す事ができないこの問題は、本質的という事だと思います。相手を受け入れられる寛容さとか、優しさってのが犯罪や非行を防ぐんです。でもって、それは相手をどれだけ想像できるか。相手の立場を想像できるか、視野を広く持てるか、に掛かってくる所だと思います。
だから、犯罪や非行に走らないためには寛容さが必要であって、寛容さっていうのは相手の身になって考えられる事であって、そのためには想像できる事、視野を広く持てる事、自分を疑える事、距離を置ける事、考えられる事、なんかの姿勢が必要なんだと思います。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
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