子どもが非行に走らず、素直に成長する家庭環境をつくるための言葉とは
明るくおおらかな雰囲気は、家庭環境の理想だと思います。小さなことにくよくよせず、親も口うるさく言わず、小さな出来事に幸せを感じて、何事もガハハと笑い飛ばせるような、前向きな家庭。
そんな家庭では、子どもにも一本の芯がとおります。当然、家庭の雰囲気がそのまま子どもに影響を与えるからです。子どもは何事にも動じず、明るく前向きで、疑心暗鬼にならず人に優しく接することを覚えます。
明るくおおらかな雰囲気の家庭を作る際に有効なのが、「そこがいいんじゃない」という言葉です。この言葉は不思議なもので、すべての悩みをリセットします。どんなに深刻な悩みでも「そこがいいんじゃない」と言われると、悩みが改善へと向かいます。海の底で沈んでいたモヤモヤが海面へと飛び出し、光さす空へ向かいます。
「そこがいいんじゃない」と言われると、「えっ、これのどこがいいんだろう」と思い「このマイナス要素のどこにプラス要素があるのか」と考え始めます。
マイナス要素に独自性を感じられるようになるのです。子育てにおける不安も、子どもを育てるうえでの大切な要素に感じられます。子どもの悩みも、その子どものかけがえのない個性に感じられるのです。
子どもを非行に走らせることなく素直に育てるには、この「そこがいいんじゃない」という考えが欠かせません。家庭の雰囲気はそのまま子どもの性格に伝播します。
明るくおおらかな家庭をつくるために、何事も「そこがいいんじゃない」と言って笑い飛ばしましょう。そんな雰囲気の中から素直な子どもは生まれます。
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