そもそも子どもの金品持ち出しは気にするべきことなのか

2016.07.16 (土)

一過性のものであれば気にする必要はないのかもしれません。しかし、一過性のものでないのであれば、非行につながるものなので気にする必要があります。

 

子どもの金品持ち出しという行為をすべて、非行の兆しと考えるのは、現実的ではありません。金品持ち出しをしたことがある子どもで、非行に走らずに成長している子どもはもちろんいます。

 

しかし、そうでない子どももいるのです。万引きをした子どもや自転車盗で捕まった子どもの話を聞くと、小さい頃に家族の財布からお金をとっていたという話は少なくありません。

 

金品持ち出しは家庭内のことです。万引きなど、外で行う窃盗よりも実行するためのハードルは格段に低いものです。万引きの前段階として金品持ち出しがあっても不思議ではありません。

 

子どもの金品持ち出しが発覚して、そのことを子どもに注意し、その後しなくなるのであれば、特に対策をとる必要はありません。理想は、笑いながら「なんとかなるさぁ」で終わることなのです。

 

しかし一過性のものでなく、続くようであれば、何かしらの対策が必要だと思われます。それは単に、「財布の位置を変えて現金を取られないようにする」だけでなく、問題点をみつけて、解決にもっていく作業です。

 

親からすると、気になると思います。それまでただただカワイイだけの子どもが、家族の財布から現金を抜いているのがわかれば、「これから非行に走ってしまうんではないか」と不安になります。

 

金品持ち出しは、一過性のものであれば気にする必要もありませんが、常習性のあるものでは対策が必要になることもあります。その際はぜひご連絡ください。

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