子どもの非行は、警察で相談できるのか
2016.08.14 (日)
相談に乗ることは可能です。「こんなことで悩んでいる」という相談を交番ですることはできます。ですが相談に乗ることに関しては、警察官はうまくない人が多いです。効果は期待しないほうがいいでしょう。
警察官は日々、犯罪者と接しています。非行少年とも接しています。ですから彼らと接することに慣れています。多くの犯罪者や非行少年を見てきているので、警察官にはその経験もあります。
しかし、相談には慣れていない警察官が多いのが実情です。
相談ごとに対する優先順位が低いことが理由だと思います。警察官の仕事は、基本的には形式的なものが多いです。あれを作って、その次にこれをつくって。その中に「相手を満足させる」というような、目に見えないものは含まれていません。
相談は、相談者が満足して、前向きになれて一つのゴールだと思いますが、警察官は相手の気持ちを満足させるような、目に見えない仕事に慣れていない人が多いのです。ですので、仕事の中で「相手を満足させること」に対する優先順位が低いのです。
相談に関しても、形式的なことを優先しがちです。相談ごとを受けたら、何の書類は作ったとか、どこどこに報告はしたかなどです。その中で、相手を満足させることは後回しにされてしまうのです。
相談のために交番を訪れたとして、話は聞いてくれると思います。が、適切な助言やアドバイスをくれて、気持ちが満たされたり気が収まることは、期待できません。
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