子どもの非行を防ぐために、親自身が素直になれているかと
「子ども自身が素直になるために、親自身が素直に慣れているか」という事をもう一度考えたほうがいい。
自分自身は建前でものを言ったりせず、本音で話ができているのか。自分自身は仕方なく仕事をしているのではなく、本当にやりたいと思う仕事をできているのか。自分自身は、自分がやりたいことが何なのか分かって人生を過ごせているのか。
結局は、自分自身の人生設計でしかないんですよ。子どもに何かを求めても、それを子どもに実践させるのは本当に難しい。それは伝えるのも難しんですけど、それ以上に人から言われたものって、本当の意味で気づきではないから。
人から言われたものと、自分の奥から湧き上がってきた好奇心って、やはり違う。たまに子どもに自分で発見したと勘違いさせるとか、知らず知らずに親の意図通りに動かす、なんて言っている人がいるんですが、それって違うと思うんですよ。それって子どもに気を使ってもらっているに過ぎないのではないかと。
親がそれと意図せず子どもに伝えようとしても、子どもって敏感だから感じるんですよ。「あ、この人は自分にこれをさせたいんだな」とか「この人は自分にこれをして欲しくてこんな事を言っているんだな」とか。
だから、伝えようとしない事、教えようとしない方がいいのではないかと思います。姿を見せる、とか背中を見せる、しかないのではないかなと。結果的に伝わるとか、そのくらいが押しつけがましくなくて丁度いいんじゃないかと思います。
しかも、大人は楽しんでやっているものの方が、子どもにも伝わります。本音ベースで考えると、人間は楽しいことの方が好きだからですね。苦しいことや辛いことって誰もしたくなくて、そんな姿を見せられても子どもも「自分もしよう」とは思わないはずです。
大人が楽しむ姿を子どもに見せること。だから、子どもに素直になって人生を謳歌して欲しいなら、自分が素直になって人生を謳歌しなければなならない。それっていうのは子どものから距離を取るってことでもあります。
子どもに必要以上に近づかず、あんまり子ども第一に考えたりせず、それよりも自分が人生を楽しむ事を優先させる姿勢です。その方が、建前ばかりで褒められる事をして育つよりも、よっぽどいい人生を送れるんじゃないかと。それに、そんな本音で人生を送れる人間が増えた方が、日本社会もよっぽど平和になるんだと思います。
親自身が素直に人生を楽しめる事、そんな姿を子どもに見せる事、それが、子どもが非行に走るのを防ぐ唯一の方法なのでしょう。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
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