鈴木さんの成功 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境・少年の心理を探る
この本は、主人公である鈴木さんが、メンターとの出会いをきっかけにして、会社員から起業したときに待ち受ける問題に直面し、それを乗り越え、成功するまでの物語です。
主人公の鈴木さんは会社員から起業・独立した頃の著者であり、本書に登場する鈴木さんのメンター神田さんは、今の著者であるという設定です。
本書の中で、神田さんは「知っているか知らないか」ということを何回も言います。「成功するために必要なことを知っているか、知らないか」「会社員から起業した時に待ち受けている真実を知っているか、知らないか」「その真実に立ち向かうための方法を知っているか、知らないか」など。
本書では、鈴木さんの成功物語をとおして、「成功するために必要なこと」「会社員から起業したときに待ち受けている真実」「その真実に立ち向かうための方法」などを知ることができるようになっています。
私は起業本をよく読みますが、それは非行の問題を解決することと、起業が繋がっているからです。起業には、多くの悩みがつきまといます。それを解決していく方法が、非行の悩みを解決する方法に通じるのです。
目標を立てたり、悩みを明確にしたり、情報を収集したり・・。自分の問題を解決するため、何が合っていて何が合わないかは、予めわかるものではありません。予期せぬところで、人生を変えるような一言に出会うこともあります。非行や子育ての悩みを解決するためにも、起業本をチェックしてみてください。
以下読書メモです。
目標に到達した場面のイメージを鮮明に描くことで、その時の感情を体験することができる。その感動体験が行動を起こす原動力になる。
集めるべきは、インターネットやセミナー、本で書かれていることを実践してどうだったかという「本当の情報」である。
本命商品とは、お客様の問題を根本から解決する継続性のある商品である。
個別体験では、お客様を絶対に満足させてはいけない。お客様には、「こうすれば問題が解決できる」気づきをお渡しする。
一般的な題材で効果を体感してもらい、自分が個別に持っている問題についても解決してほしい、という状態を作り出す。
USP=お客様の問題解決についての究極のお約束
ターゲットを絞るのは、お客様の問題をリアルに想定するため。アプローチすべきは、そこから抜き出した問題。抜き出した問題にアプローチすれば、お客様はターゲットでなくても構わない。
お客様が抱えている問題は6種類ある。不安、不満、悩み、痛み、解決したい問題、満たしたい欲。
自分なりにではなく、誰が見ても、誰よりも行動しているか。
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