小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー

2017.08.27 (日)

 

 

子育てに対して安心感を覚えることができる本です。

 

 

本書に書いてあることは特別なことではありません。ですが、それぞれの言葉やアドバイスに、地に足のついているような安心感、信頼感を感じることができます。おそらく著者に豊富な経験があるため、想像ではなく直接の経験として語られるからなのだと思います。

 

 

小学校最初の3年間は、時間に余裕もあり、子どもらしい時期を送れる黄金期なので、予定を詰め込みすぎないこと、というのが、基本的な著者の主張です。

 

 

学校以外の勉強は読書中心で、基本的な算数の計算もしたほうがいい。毎日続けること。親としては少なく感じるくらいが丁度いいようです。読書でも、物語から説明文が書いてある本に移行すると後々、国語の成績としては上がりやすいようです。

 

 

著者は英語について、異文化を理解する道具になるのではと言っています。技術の発達により、デバイスにより英語が翻訳される社会になろうとしています。その中で英語などの外国語は、伝えるためのものというよりも、相手の文化を理解するためのものになる、というのが著者の考えです。

 

 

子育ての目的は、幸福な子ども時代を与えることにあると著者は説きます。将来の準備のために子育てがあるのではなく、子どもの今を幸福に生きるために、子育てはなされるべきだというのです。

 

 

何かと私たちは、子どもの将来のためと思って、今を犠牲にしがちです。今を犠牲にして苦しい勉強をしたりしながら「将来のため」言い、不確かな未来のために備えています。過度に「将来のため」今を犠牲にすることへの戒めだと私はとらえます。

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