小学生の非行の兆しとはどんなものか

2016.07.02 (土)

小学生の非行(厳密には「非行」ではありませんが)は可愛げがあるので、手を差し伸べたくなります。まだまだすれた態度ではないので、「なんとかしてやりたい」とか「力になってやりたい」と思います。

 

例えば万引きしたのが小学生だったとして、店員さんに捕まっている彼らの態度を見ると「大変なことをしてしまったぁ」と感じているのがわかります。おそらく反省しているのが顔に表れているのだと思います。

 

成長の方向が定まっていないので、まだまだこれから素直に成長できると思えます。心に余白があり、その余白部分をどう使うかで今後の成長の方向が変わるという印象です。

 

それに対して、中学生や高校生の場合、彼らに働きかけるこちら側のモチベーションが違います。彼らに対して「なんとかしてやりたい」とか「力になってやりたい」と思うには、相当踏み込まなければなりません。もちろん「色々な人間がおり、個人差があるので一概には言えない」ことが前提ですが、中学生や高校生の非行少年の場合、相当すれた態度になります。

 

中学生や高校生の非行少年から受ける印象は、「これを素直にするには相当、大変だな」というものです。小学生に感じるような、「成長の方向が定まっていない」という印象はもう無くなります。当たり前と言えば当たり前ですが、良くも悪くも個がしっかりとしていて、簡単にはこちらの働きかけを受け入れることはありません。

 

10代も中盤になると、成長の方向は確固たるものになります。できれば素直なうちに働きかけ、素直なまま成長せてほしいと思います。

 

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