非行少年がタバコを持つことの3つの効果とは
非行少年がタバコを持つことの一つ目の効果は、アピールポイントとしての効果です。
昔も今も、タバコはワルを演出するための一番簡単、一番確実な小道具です。どんなに引っ込み思案な性格でも、手のひらに入るあの箱を、未成年にもかかわらず持っていれば、立派なワルの称号が手に入ります。
彼らは友人といるとき、すっとポケットから慣れた手つきでタバコを出し、手際よく火をタバコにつけます。これは周囲に対する、自身の悪さ加減のアピールになります。タバコを扱い慣れていることが、自身がいかに悪いかのアポイールポイントになるのです。
二つ目は、自己暗示の効果です。
タバコは自身に対する自己暗示でもあります。「タバコを持っているから俺はワルだ」「オレはタバコを持っているほどのワルだ」」などと思うことにより、ワルである自分に自信を持つ効果が生まれます。
最後は、警察官との接点としての効果です。
時々にもよりますが、彼らは警察官から話しかけられ、警察官と対等に話をすることにステータスを感じます。「警察官から目をつけられているほどのワル」という意味です。
その際に、タバコは警察官を呼ぶための非常に有効な道具となるのです。警察官は、タバコを少年が持っているのを見ると、話しかけて来ます。タバコを未成年が持っていてはダメなことを説明し、タバコを破棄させ、家族にも指導を仰ぎます。
少年にとってタバコは、持っていると警察官が寄ってきてくれるという、便利な道具でもあるのです。
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