子どもが非行から立ち直るにはどうしたらよいか

2017.04.12 (水)

子どもが非行から立ち直るには、新しい世界を見せることが必要です。それまでの狭い世界での価値観とは違う、広い世界の価値観を見せることが必要なのです。

 

 

非行に走る子どもの世界は、非常に狭いものです。地元の人間と付き合い、地元の友達としか接点がなくなります。アウトローという価値観を共有できる狭い範囲の人間との付き合いしかできないため、どんどん閉鎖的になります。広い外の世界を見る機会に欠けているように思います。

 

 

子どもが非行から立ち直るには、狭い価値観を破り、広い世界を見せることです。地元の先輩とつるみ、地元の仲間とバイクで街中を走り、夜中に公園に集まることが、いかに小さい事かと気づかせてくれる価値観が必要です。

 

 

広い価値観を見せるのに有効なのは、人との出会いです。広い価値観を持った人、自分が持っていなかった知識を与えてくれて、刺激をもらえる人が、子どもを非行から立ち直らせます。

 

 

例えば塾の先生です。進学塾の先生の中には非常に教養に富んで、しかも魅力ある話をしてくれる人がいます。「進学塾の先生の講義を受けて学校の教科を勉強することに目覚めた」という話はよく聞くところです。

 

 

私も、それまで面白くないと思っていた数学が、進学塾の先生の話を聞いた事によって、日常の違和感を紐解く面白い知識に思えたのです。

 

 

「世の中にはこんなに楽しいことがある」

「世の中にはこんなに楽しい話がある」

そんなことを与えてくれる人との出会いが、子どもが非行から立ち直るのには必要なのです。

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