子どもの非行を防ぐただ一つの考えとは

2019.02.21 (木)

子どもの非行を防ぐには、抽象を意識することです。

 

 

あまりメジャーではありませんが、世の中には「具体か抽象か」って言う基準があります。大きいか小さいか、広いか狭いか、深いか浅いか。そんなものと同じです。具体か抽象か、です。

 

 

具体っていうのは、一箇所にフォーカスするイメージです。はっきりと分かるようになるし、細かく見られるようになるし、現実的なものとして認識できるようになります。

 

 

それに対して抽象っていうのは、一まとめにして見るイメージです。ふわっとして一つ一つは分かりにくくなるし、大雑把にしか捉えられなくなるし、具体的に見るよりも非現実的です。

 

 

子どもの非行を防ぐには、人間関係も含めた身の回りの出来事を抽象的に見る意識が必要です。これっていうのは、客観的な姿勢で人間関係を見る、ということです。一つの価値観に縛られない、ということです。相手の身になって考えるっていうことです。

 

 

抽象的な視点を持つことには、二つの意味があります。一つは寛容的になれること。もう一つは視野が広がることです。

 

 

なぜ抽象的に見ると寛容的になれるのか、それは、人間関係は近づきすぎると寛容さが失われるからです。近いものほど、自分がしてほしいように相手にも求めてしまいます。優しさっていうのは、相手に対してどれだけ自分を変えて、相手に合わせられるかです。近づきすぎると、相手に合わせることができなくなるんです。「そのくらい、そのくらいどうでも良いよ」って思えるくらい距離を置いて初めて、相手に合わせることができるようになります。例えば、近所の人が遠くに引っ越しても気になりませんが、一緒に住んでいる家族の一人が「遠くに引っ越したい」と言えば気になるどころではないとお思います。

 

 

それと、なぜ視野が広がるのか。それは、一つに縛られないからです。顔を近づけて具体的に見るよりも、距離を開けて遠くから見る方が全体を見ることができます。視野が広いと、思いも寄らない良い考えが見えてくるものです。気づきを得られて良い方法が思いつきやすい、ということです、同じ非行について悩むでも、暗い部屋で下を向いて悩んでいるのではなく、明るいひらけた場所で考えれば、違うアイディアが思いつきやすいでしょう。近づきすぎても、視野が狭くなるばかり、閉じこもってしまうばかりです。

 

 

人間関係を抽象的に見るには、普段から身の回りの出来事を抽象的に見る訓練が必要です。私たちを捉えている具体的なものに気づき、思い込みを排除していくのが方法です。大事なのは、目に見えやすい具体的なものは表面的で、目に見えにくい抽象的なものこそが本質的だということです。

 

 

子どもの非行を防ぐには、抽象に目を向けることが必要です。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

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