待機児童問題を解決する方法とは
昨今、待機児童問題に大きな関心が寄せられています。
「日本人すべてが活躍できる社会の実現のため、働きたくても働けない女性をなくす。女性の社会進出が、日本の未来のために不可欠。そのためには、保育所や幼稚園の整備が不可欠。保育所や幼稚園を作って待機児童をなくし、女性の社会進出をサポートしよう。」
ですが、保育所や幼稚園の増設だけでは足りません。人口一億人を維持し、全員が総出で活躍できる社会には、もっと底部での改革が必要なはずです。女性の社会進出や待機児童問題の解消に必要なのは、伝統的な日本の仕事観を変えることです。
男性が子育てにもっと参加できれば待機児童だってなくなるし、女性の社会進出だって進みます。「イクボスの推進」の様なことが言われていますが、これも微妙です。組織の中の一部、子育て中の人というごく少数に責任を負わせるようなものではなく、組織全体が仕事観自体を変える必要があります。
周りに気を使って居残り続ける残業。本音と建前の極端な使い分け。トップの顔色ばかりをうかがった内容の計画書。トップに気を使って正論を言えないでいる会議。男は家庭を顧みず、使命感と誇りを持って取り組むべきとされる御仕事様。
これらを変えれば、男性が家庭にもっと奉仕することができるはずです。トップを立てることがだけが最優先事項になっていては、組織の構成員(社員)が、「もっと家庭を大事にしたい」という本音で仕事ができません。
「組織を変えたくない、変えないことが美徳」という考えも、先人・先輩に気を使った考え方です。「退職された大先輩方が作った組織文化を守り、後輩に引き継ぐことが使命」などという考えが根底にあります。
我々の仕事観である「三角形の組織型の考えを改めること」こそが、待機児童をなくし、女性の社会進出をうながすのです。
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