不良のたまり場って迷惑ですよね。警察に言うとどうなるんですか?

2020.05.18 (月)

バイクで少年たちが住宅街の家の一つをたまり場にしてしまうと、やかましいしイライラするんですよね。聞きたくもないバイクの排気音を聞かなきゃならないし、子育て中の家庭が近くにあれば、子どもだって寝づらいし。子どもに将来、バイクの騒音を出すような人間にはなってほしくないので、バイクの騒音はできるだけ子どもから遠ざけたいし。

 

 

まあ、面倒な問題ではあります。けれど、どこにでもある問題でもあります。面倒なこととか嫌なことに巻き込まれると「どうして私だけ」とか「どうしてウチが」なんて自暴自棄になりがちだと思うんですけど、「自分たちだけが不幸を背負っているわけではない」ということだけでも頭の隅に置いておいて下さい。

 

 

で、どうやってたまってしまう不良どもをたまらなくするのか。楽な方法は無いでしょうね。彼らをたまらないようにするには、自分たちも失うものがあると思います。時間とかエネルギーとか。最低限言えることは、人の手を借りて、人に任せといて、「誰かにやってもらおうとか「自分はできるだけ関わらないで、他の人に面倒な役はやってもらおう」なんて思っていると、効果はないでしょう。

 

 

結局は、当事者である自分たちが一番、迷惑を被っているわけですから、不良をたまらないようにするのに一番エネルギーを発揮できるのは、自分たちってことです。警察とか公共機関に通報して蹴散らしてもらう方法もありますが、警察や公共機関の人間からしたら他人事なわけですから、彼らに任せといて「後はよろしく」という態度では何も改善しないでしょう。

 

 

警察に通報すると、何をしてくれるのでしょうか。警察はとしては通報があれば、駆けつけてくれるはずです。ただ、警察に対して「毎日何時頃なので、その時間で見回って下さい」という頼み方をしても、警察としては「その時間に行ってもなかなか不良たちと会えない」という感じがします。

 

 

おそらく当事者としては迷惑をしているので近視眼的になっていて、不良たちが集まっているのは週に数日なのに、毎日のように感じるのだと思います。不良たちが集まっているのは何分もないのに、何時間もいるかのように感じるのだと思います。

 

 

なので、警察に通報して来てもらっても、警察が来た時には不良たちはいなくなっていた、というのがよく起こります。こんなことが続くと警察も「またあそこの通報か」とマンネリになってくるのですが、通報者としてはそこで引いてはいけないのだと思います。

 

 

根気強く、警察に通報しましょう。警察にいちいち通報して来てもらうのも面倒ですが、当事者である自分たちが面倒な役を引き受けなくては、だれも積極的に介入しようとしなくなります。個々の警察官にとっては、数ある事案の中の一つなので、一日の勤務の中でそのこと一つだけを扱っているわけではありません。

 

 

数ある事案の中で、自分たちの通報にエネルギーを割いてもらうために、当事者は、根気強く警察に通報することが必要です。ただし、警察には味方になってもらわなくてはならないため、あまり邪見な態度は逆効果になります。

 

 

「来るのがおせーよ!」とか「何やってんだよ!」という態度を警察に向けては、精力的に動いてはくれなくなります。うまく味方になるように、警察を乗せることも大事です。

 

 

できるだけ警察幹部の耳に入るように通報することが、警察の動きを消さないための方法です。「組織に乗せる」なんていう言い方をしますが、通報した内容が個々の警察官の中にとどまっていては、対応するもしないも、その警察官の気分次第になります。それを防ぐために、警察には組織として動いてもらう必要があります。責任を組織に投げるのです。

 

 

そのためには、できるだけオオゴトにする必要があります。組織としての対応を求めるのです。警察はメンツを気にしますから、組織としての対応を求められると、キチンとした処理をしなければなくなります。そのためには、色々な方向から手を回したほうがいいでしょう。

 

 

その地域を管轄する交番にも言う。警察本部にも相談する。末端の警察官にも言う。警察官部にも伝える。そうすると、警察としては、あっちからもこっちからも言われている手前、ウヤムヤな処理はできなくなります。

 

 

対応の遅さにイライラする事もあると思いますが、警察とは良好な関係を保ちつつ、根気強く警察に困っていることを伝えることです。

 

 

ただ、そこまでしても、不良のたまり場問題は、改善が見られないこともあります。それは、犯罪になり得ないからです。ご近所問題であって、犯罪ではありません。基本的には、当事者どうしの話し合いで解決する問題です。「上の階の生活音がうるさい」とか「隣の家の落ち葉が、うちの庭に落ちてきて困る」とか、そういうものと同じレベルです。

 

 

どこから悪いことでどこまでが悪いことでないのか、そんなことがハッキリと法律で規定されている問題ではありません。そういう曖昧なことを、警察は相手である不良たちに伝える事になります。なので強制的に排除できるものではなく、お願いベースになるでしょう。あるいは「マナーの問題だ」という曖昧な言葉を持ってくることになります。

 

 

ハッキリとした基準があるわけではないものなので、警察も相手に集まらないように伝えるには、それなりに大変なんです。当事者みずからが、先頭に立ちましょう。

 

 

 


 

 

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